杉田水脈議員の「LGBTに生産性なし」発言に乙武氏が持論を展開!次の「排除」は私かもしれない
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【有本香・竹田恒泰vs玉川徹・高木美保】杉田水脈氏の「LGBTは生産性がないのです」発言への対比
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┗■ 自民党・杉田水脈議員の子どもを産まないLGBTは,“生産性なし”との主張への賛否
自民党の杉田水脈衆院議員は『新潮45』2018年8月号への寄稿文で,「『常識』や『普通であること』を見失っていく社会は『秩序』がなくなり,いずれ崩壊していくことにもなりかねません。私は日本をそうした社会にしたくありません」と論じている。
そして,「『LGBT(L=レズビアン,G=ゲイ,B=バイセクシャル,T=トランスジェンダー)』支援の度が過ぎる」とし,「LGBTのカップルのために税金を使うことに賛同が得られるものでしょうか。彼ら彼女らは子供を作らない,つまり『生産性』がないのです」とする。このように,性的少数者に対し「生産性がない」などと表現したことについて,が批判を浴びている。
杉田氏は『新潮45』2017年3月号で「『多様な家族』より普通の家族」と題した寄稿している。ここでは「子供のころから私は『普通』というものをかなり意識していました」「この『普通』を普通に語ることができない日本になってしまいました」と繰り返し「普通」について触れ,「『多様な家族』があふれる日本は,果たして幸せな国なのでしょうか」と問いかけている。
杉田氏の著作『民主主義の敵』(小川榮太郎氏との共著)のキャッチコピーは「少数意見の偏重で国民は幸せになれるのか?」とある。
民主主義の敵 | |
〈目次〉 |
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青林堂発行・ 2018/7/20 ・¥ 1,512 |
▼杉田水脈氏
杉田氏は2012年12月に日本維新の会から出馬。小選挙区では敗れたが,比例近畿ブロックで復活して初当選。その後,落選を経て2017年の衆院選で自民党の比例中国ブロックから出馬し,2度目の当選を果たした。
▼小川 榮太郎氏
1967年生まれ。大阪大学文学部卒業、埼玉大学院修了。
著書に『約束の日 安倍晋三試論』(幻冬舎)、『最後の勝機(チャンス)』(PHP研究所)、保守の原点――「保守」が日本を救う』(共著:宮崎正弘、海竜社)、『一気に読める戦争の昭和史』(KKベストセラーズ)、『小林秀雄の後の二十一章』(幻冬舎)、『テレビ局はなぜ「放送法」を守らないのか ―民主主義の意味を問う』(共著:上念司、KKベストセラーズ)、『徹底検証「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪』(飛鳥新社)、『徹底検証 テレビ報道「嘘」のからくり』(青林堂)、『宣戦布告』(共著:足立康史、徳間書店)など。フジサンケイグループ第18回正論新風賞受賞。
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>>>自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」 選挙公約に反する
自民党の「性的指向・性自認に関する特命委員会」にアドバイザーとして助言を続けている「LGBT理解増進会・LGBT理解増進ネット」は緊急声明を発表。「杉田議員の記事は,自民党特命委員会の考え方とは全く異なっています。それだけではなく,党の直近の2回の国政選挙で掲げた公約にも反していると考えます」とし,自民党本部に対して善処するよう申し入れたと報告している(7月23日)。
自民党は2017年の衆院選で「性的指向・性自認に関する理解の増進を目的とした議員立法の制定を目指す。多様性を受け入れる社会の実現を図る」という公約を掲げていた(毎日新聞 web版 2017年10月18日)。
>>>菅義偉 官房長官:政府の立場でコメントすることは控えたい
「国会議員の一つひとつ(の発言)に,政府の立場でコメントすることは控えたい」
朝日新聞デジタル 7月24日
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>>>コラムニストの小田嶋隆氏:自民党支持者の大勢を占めるサイレントマジョリティー層の総意だ
コラムニストの小田嶋隆氏は「二階幹事長が杉田議員の発言を大筋において容認しているのは,『彼女の見解こそが自民党支持者の大勢を占めるサイレントマジョリティー層の総意だから』だ」と指摘する(日経ビジネスオンライン 7月27日)。
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>>>「LGBT法連合会」抗議声明
性的マイノリティを支援する全国団体「LGBT法連合会」は7月23日,抗議の声明を発表。
杉田氏の主張は事実誤認が多いとした上で,「困難を抱えている当事者に対して侮辱的・屈辱的とも取れる内容であり,許容することができない」「当事者の人権を侵害するだけでなく,現実に存在する『性の多様性』を無視し,与野党や各種団体が進めている施策の実施に反し,国会議員としての資質に疑問を抱かざるを得ない」と強く非難した
>>>乙武洋匡氏
乙武洋匡氏は,7月27日の『ワイドナショー』(フジテレビ)で,ゲストコメンテーターの乙武洋匡は「この件にかんしては怒り心頭」「生きづらいと声をあげている人たちに対して『いや,あなたたちの苦しさなんて大したことないから税金使わないわよ』って,よく言えるなって」と杉田議員を批判した。
>>>橋下徹氏 厳しく批判
AbemaTV『橋下徹の即リプ!』(7月26日放送)。
出典:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180730-00010000-abema-pol
橋下氏は「僕は“ネトウヨ“という言葉が嫌いだけど,ネットの中には,いわゆる“国士気取り“,威勢の良いことを言っているような人を応援する一部ユーザーがいる。そういう人たちに拍手喝采を受けながらずっとやってきた人。彼女の意見は意見として,特定の個人の名誉を毀損しない限り表現の自由だとも思うが,僕は絶対に反対だ。税金使っている国会議員だし,日本で一番生産性がないのはお前だ。アホか!」と厳しく批判。
橋下氏は「誰を好きになろうが,どういう恋愛をしようが自由だし,同性愛は好まないという意見もあると思うが,それを他人に押し付けることはすべきでない。自民党の中にも,結婚は男女じゃないとダメだ,事実婚はダメだという主張の人もいる。野党はそういうところを指摘していかなければならない」と話していた。
>>>ひろゆき氏 「優秀かどうかと性的指向とは全く関係がない」
AbemaTV『橋下徹の即リプ!』(7月26日放送)でゲストのひろゆき(西村博之)氏は,「一時期,世界でも最も時価総額が大きい企業だったアップルの社長はゲイだった。その人間が優秀かどうかと性的指向とは全く関係がない。それをごっちゃにしていて,何を言っているのかと思う」。
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