(写真)強い風でヘビはエンジンの側面に追い込まれました
サミュエル・L・ジャクソンの「スネーク・フライト」の映画ほど興奮しないとしても、カンタス航空の搭乗客はヘビが自分のドラマと闘う場面を恍惚の思いで見ました。
3メートルのアメジストニシキヘビが、オーストラリアのケアンズとパプア・ニュー・ギニアのポート・モレスビイ間を飛んでいる飛行機の翼に必死でしがみ付いていました。1時間50分のフライトの間しがみ付いていました。
しかし、ポート・モレスビイに着いた時、地上整備員が死んでいるヘビを見つけました。
離陸20分後、乗客が最初にヘビに気が付きました。女性がヘビを指さして仲間の乗客と客室乗務員に知らせました。
最初はヘビの頭だけ見えましたが、何とかして安全な場所に身を隠そうとしているときに全身が見えました。何回も翼の安全な場所に戻ろうとしましたが、風は無慈悲でした。
風速400キロで気温はマイナス12度でした。
ヘビの体はエンジンに向かって叩きつけられて白いペンキに血の跡が付きました。
ケアンズでウエブサイトのデザイナーをしている乗客のウエーバーさんは、シドニー・モーニング・ヘラルド紙に語りました:「前の席に座っていた人達は何が起こっているか気づいていませんでしたが後ろの座席に座った人は皆ヘビに気が付いてヘビがどうやって飛行機に乗ったのかの話に夢中でした。
「パニックはありませんでした。他のヘビが機内にいるかもしれないと考えるゆとりはありませんでした。」
オーストラリアの航空機技術者協会のカズンズさんは言いました:「ヘビは、最初、着陸帯の中に侵入し、多分そこに陣取っていたのでしょう。それからフラップ部分に入ったのでしょう。」
アメジストニシキヘビはオーストラリアで最も長いヘビです。齧歯動物を食べ、しばしば、獲物を待ち伏せするために密閉された空間に身を隠します。止まっている飛行機の翼はその空間によく似た場所だったのかもしれません。」
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ヘビを見つけた乗客は驚いたことでしょうね。さすがのニシキヘビも飛行機の外では生存が難しいでしょう。だからと言って、機内に入られるのは困ります。
ヘビ年なのに気の毒なヘビでした。