(写真)韓国で回収され分析されたロケットの部品
先月北朝鮮が打ち上げた長距離ロケットは、大部分が国内の技術を使って作られていたと韓国が報じています。
禁じられているミサイル実験として近隣諸国が非難している12月に打ち上げられた北朝鮮の初めての人工衛星は軌道に乗って成功しました。
北朝鮮は国際的に制裁を受けているので高度の技術を輸入することができません。
北朝鮮が外国の支援を受けずに自力で大半の部分を生産できることが分ったことで憂慮が増すだろうと記者は伝えます。
ロケットは通信衛星を宇宙に運んだと北朝鮮は言っていますが、米国と近隣の諸国は北朝鮮によるロケット打ち上げは長距離ミサイルを発展させるための試みだと、長い間、信じています。
韓国軍と宇宙の専門家は、離陸後に海に落ちたロケットの10個の部品を回収しました。その中には第一段目のエンジンと燃料と酸化剤が含まれています。
報告書の中で、韓国国防大臣は、「北朝鮮は自力で大半の構成部品を作っていると考えられているが、商業的に利用可能な製品は外国から輸入して作っている。」と伝えました。
これは、北の技術能力が軍事にどのように適応されるのか不安視する多くの国にとって歓迎されないニュースだろうと韓国にいる記者は伝えます。
そのようなロケットは、技術的に米国に届く大陸間弾道ミサイルに類似していると言います。
北朝鮮はキム・ジョンウン氏が2011年12月に権力の座に就いて以来二つの長距離ロケットを打ち上げました。4月の打ち上げは失敗しましたが、12月の打ち上げは成功したと考えられます。
米国と日本と韓国は、2006年と2009年の核実験後に北朝鮮にミサイルの実験を禁止した国連安全保障理事会の対応を求めています。
韓国の外交官は、より厳しい制裁を求める決議案は国連で議論されていて、火曜日か水曜日に安全保障理事会で評決が行われると韓国の聯合ニュースが報じています。
***********************
今日の韓国のTVニュースは、「中国語が書かれた部品がある」と伝えていました。また、五か国からの輸入と報じていますが、中国からであることは確かのようです。弾道ミサイルまで支援しているとは思いたくありませんが、国連の決議でも中国が強い制裁に反対しています。
ところで、この記事は、「・・・・・12月に打ち上げられた北朝鮮の初めての人工衛星は…」と書いていますが、実は人工衛星なのでしょうか? 4月の時は外国人記者に自信をもって見せていましたが…???