トルコのエルドガン首相は、2020年夏季オリンピックのトルコ誘致に失敗した後、東京の成功を祝福しました。
エルドガン氏は、日曜日に、ブエノス・アイレスで開かれたIOC委員への最後のプレゼンテーションを行いました。
彼は、東京の二度目の成功に言及して、イスタンブールは5回目の誘致だったので今回はトルコになるだろうと希望を託していたと言いました。東京は1964年に夏季オリンピックを開催しました。
しかし、彼は結果を尊重して、トルコ国民はオリンピックでメダルを獲得すべく最善を尽くすだろうと話しました。
*****************
オリンピックの次期開催地が決まる数日前からマスコミは集中して五輪関連の放送を行い、東京に決まった今日も1日中ニュースは五輪決定についてばかりでした。おめでたい事ですが、誘致に失敗した他国のことを考えるとちょっと気の毒ですね。
スペインは日本に汚染水の問題が急浮上したので自国になると喜んでいたようですし、トルコは5回目で初のイスラム圏として希望を託していたようです。でも、賄賂やドーピングに厳しいロゲ会長にとって両国はドーピング問題が発生していた上に、トルコには政治不安(デモや反体制派・ジャーナリストの留置など)や隣国シリアの問題があり、スペインには経済的不安定があります。
汚染水問題は安倍首相が何とかスピーチで切り抜けたので合格だったようですが、「がんばれニッポン!」という被災地の応援もあったのかもしれません。今回の開催地決定は東京ばかりが発展するのではなく、7年後までに被災地の復興と原発問題の解決をしておくという義務も発生したことを政府も国民も肝に銘じなければなりません。浮かれ騒いでいるだけではだめなのです。