一昨日、執刀医と話、生存率などを聞きましてから、私から術式をDrにオーダー致しました。
検査~告知~確定の間に目イッパイ、乳がんについて勉強を致しまして出した結論です。
わたくしの癌は乳房の内上部に出来ている癌です。
乳がんと解った時点では癌と思われる腫瘍が外下部にも御座いまして全摘と言われ凹み
その後の生検で、それは良性腫瘍だったので温存出来ると喜びましたが・・・
色々な手術の画像を見ますと癌が大きい場合、温存する方が醜い事もある事が解りました
このように上半分をスパッと切られてしまうと割れた御椀のようになってしまいます。
しかも!内上部というと”胸の谷間”(は、無いですが)に近く
襟の広く開いた服やVネックですと傷痕がモロに露出しちゃうんですね。
これが下部でしたらパッドを入れ下着で隠せますが・・・
上部ですと専用のパッドもありませんし、何よりパッドが下着からも出てしまいます。
それじゃ温存する意味無いじゃないと思いました。
温存のメリットは自分の胸を残せるので喪失感が少なく美容面でも優れると言う事。
その反面、デメリットは局所転移が起き易い、癌細胞の取り残しも起こり易い
・・・と言う心配もありますので・・・美容面のメリットが無いのでは無駄だと思いました。
Drは温存前提で手術準備を進めて下さったのに関わらず・・・
自ら「全摘して下さい」と申し出ました。
ただでさえ性質の悪い種類の癌ですから、出来れば再発は免れたい。
乳がんの場合、再発=末期として扱われるそうです。
私の年齢で温存出来るのに関わらず全摘を望む人は稀らしく、Drも戸惑ってましたが・・・
醜い傷痕を曝しながら再発に怯えて暮らすなら、いっそ取ってしまえ!と思ったのです。
もう10年以上前になりますが、やっぱり病気で子宮も全摘したのです。
その時は「もう女性じゃなくなるのでは?」と不安でしたし、
実際、同じ様に全摘した方で喪失感から鬱状態になる方も多いそうですが私は平気でした。
胸の場合、見えない子宮と違い、また別の喪失感などに襲われるでしょうけれど・・・
今は本物の手触り・重さのパッドもありますし・・・
こんなお洒落な乳がん用ブラもあります。
再建手術は治療費ですら捻出出来るか?ですので無理かも知れませんが乗り越えられる筈!
そう思ったのです。
見た目よりも生き延びる為に!
そして、もう1つ、今度は逆の選択肢をオーダー致しました。
再発・転移を恐れるのでしたら「リンパ節郭清」をした方が、より安全なのですが・・・
それにはリンパ浮腫という後遺症が出易くなります。
その為、今は出来るだけリンパを残せるよう、手術中にセンチネル生検という細胞の検査をし
それで陽性でしたらリンパ節を取るのですが敏速診断ですので誤差が多いのですね。
「センチネルで陽性だったので取ったのに実は陰性だった」とリンパ浮腫に悩む患者も多いそう。
ですので「後日の診断で再手術になっても構いませんのでリンパは取らないで下さい」
・・・と、またまたDrを驚かせるオーダーを致しました。
これは「生きるため」ではなくQOLの向上の為です。
例えば癌を克服出来て長生き出来たとしても・・・リンパ浮腫は一生付き纏います。
薔薇の栽培もルーシェを抱き上げてあげる事も何かあっても病院に連れても行けなくなります。
(何しろ、この大きさですからね)
それどころか重症化したら日常の家事すら出来なくなる可能性も・・・
そんな状態で生き延びても辛いだけなんじゃないかと、私の場合は思ったのです。
そんなメチャクチャなオーダーを致しましたので・・・
本来、全摘の場合は行わないとされる放射線療法も受ける事になりましたし
(放射線でもリンパ浮腫が出る可能性はあるのですが、症例は少ないそう)
抗がん剤などの科学療法も一番強い薬を目イッパイ受ける事になりました。
Drと話している間、手は振るえ、膝はガクガクし、動悸も止まりませんでしたが・・・
キチンと明確に解り易く希望を伝える事が出来た事は我ながら「偉い!」と思いました
今でもその選択が本当に正しいのかは不安にはなるのですが・・・
この1ヵ月、ずっと考えて出した結論なのです。
それで命を落としたとしても・・・多分、後悔はしないと思います。
それよりもガイドライン通りに行って何かあった方が余程後悔するのでは?と思うのです。
そんなこんなで、これから想像を絶する闘病生活となりますが・・・
入院するまでも、退院して落ち着いた後も変わらずブログは続けるツモリです。
皆様も今までと変わらずに仲良くして頂けたら幸いです
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検査~告知~確定の間に目イッパイ、乳がんについて勉強を致しまして出した結論です。
わたくしの癌は乳房の内上部に出来ている癌です。
乳がんと解った時点では癌と思われる腫瘍が外下部にも御座いまして全摘と言われ凹み
その後の生検で、それは良性腫瘍だったので温存出来ると喜びましたが・・・
色々な手術の画像を見ますと癌が大きい場合、温存する方が醜い事もある事が解りました
このように上半分をスパッと切られてしまうと割れた御椀のようになってしまいます。
しかも!内上部というと”胸の谷間”(は、無いですが)に近く
襟の広く開いた服やVネックですと傷痕がモロに露出しちゃうんですね。
これが下部でしたらパッドを入れ下着で隠せますが・・・
上部ですと専用のパッドもありませんし、何よりパッドが下着からも出てしまいます。
それじゃ温存する意味無いじゃないと思いました。
温存のメリットは自分の胸を残せるので喪失感が少なく美容面でも優れると言う事。
その反面、デメリットは局所転移が起き易い、癌細胞の取り残しも起こり易い
・・・と言う心配もありますので・・・美容面のメリットが無いのでは無駄だと思いました。
Drは温存前提で手術準備を進めて下さったのに関わらず・・・
自ら「全摘して下さい」と申し出ました。
ただでさえ性質の悪い種類の癌ですから、出来れば再発は免れたい。
乳がんの場合、再発=末期として扱われるそうです。
私の年齢で温存出来るのに関わらず全摘を望む人は稀らしく、Drも戸惑ってましたが・・・
醜い傷痕を曝しながら再発に怯えて暮らすなら、いっそ取ってしまえ!と思ったのです。
もう10年以上前になりますが、やっぱり病気で子宮も全摘したのです。
その時は「もう女性じゃなくなるのでは?」と不安でしたし、
実際、同じ様に全摘した方で喪失感から鬱状態になる方も多いそうですが私は平気でした。
胸の場合、見えない子宮と違い、また別の喪失感などに襲われるでしょうけれど・・・
再建手術は治療費ですら捻出出来るか?ですので無理かも知れませんが乗り越えられる筈!
そう思ったのです。
見た目よりも生き延びる為に!
そして、もう1つ、今度は逆の選択肢をオーダー致しました。
再発・転移を恐れるのでしたら「リンパ節郭清」をした方が、より安全なのですが・・・
それにはリンパ浮腫という後遺症が出易くなります。
その為、今は出来るだけリンパを残せるよう、手術中にセンチネル生検という細胞の検査をし
それで陽性でしたらリンパ節を取るのですが敏速診断ですので誤差が多いのですね。
「センチネルで陽性だったので取ったのに実は陰性だった」とリンパ浮腫に悩む患者も多いそう。
ですので「後日の診断で再手術になっても構いませんのでリンパは取らないで下さい」
・・・と、またまたDrを驚かせるオーダーを致しました。
これは「生きるため」ではなくQOLの向上の為です。
例えば癌を克服出来て長生き出来たとしても・・・リンパ浮腫は一生付き纏います。
薔薇の栽培もルーシェを抱き上げてあげる事も何かあっても病院に連れても行けなくなります。
(何しろ、この大きさですからね)
それどころか重症化したら日常の家事すら出来なくなる可能性も・・・
そんな状態で生き延びても辛いだけなんじゃないかと、私の場合は思ったのです。
そんなメチャクチャなオーダーを致しましたので・・・
本来、全摘の場合は行わないとされる放射線療法も受ける事になりましたし
(放射線でもリンパ浮腫が出る可能性はあるのですが、症例は少ないそう)
抗がん剤などの科学療法も一番強い薬を目イッパイ受ける事になりました。
Drと話している間、手は振るえ、膝はガクガクし、動悸も止まりませんでしたが・・・
キチンと明確に解り易く希望を伝える事が出来た事は我ながら「偉い!」と思いました
今でもその選択が本当に正しいのかは不安にはなるのですが・・・
この1ヵ月、ずっと考えて出した結論なのです。
それで命を落としたとしても・・・多分、後悔はしないと思います。
それよりもガイドライン通りに行って何かあった方が余程後悔するのでは?と思うのです。
そんなこんなで、これから想像を絶する闘病生活となりますが・・・
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