・高齢者向け施設・住宅に入居されている方の平均年齢と介護度をみます。
・入居者の平均年齢は80歳代半、平均介護度は施設では重度、住宅では軽度から中等度、平均入所・入居年数は施設の性格によって異なります。
○特別養護老人ホーム:平均年齢86歳、平均介護度3.9、平均入所年齢4.0年
○介護老人保健施設:平均年齢82歳、平均介護度3.3、平均入所年齢0.9年
○認知症高齢者グループホーム:平均年齢85歳、平均介護度2.8 平均入居年数3.4年
○有料老人ホーム:平均年齢84歳、平均介護度2.2
○サービス付き高齢者向け住宅:平均年齢83歳、平均介護度1.8
・入居者の平均年齢からみて高齢者向け施設・住宅に住み替えるのは80歳代になってからと見込まれます。
・今後、入居定員の増大が見込まれる有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅では平均介護度が低く、入居時には比較的元気なうちに入居される方が多いと思われます。将来、見守りなどが不安でこうした住宅に住み替えを検討する場合には必ず重度の介護が必要になった場合でも住み続けることができるかを確認しましょう。
・高齢者向け施設・住宅への住み替えは、80歳代になって現実の問題となることが多いのですが、現役時代に高齢者向け施設・住宅についての基本的な情報を理解しておけば後々役に立ちます。高齢になってからでは、情報の入手が難しくなり役時代に比べれば理解度も落ちます。
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