・収入のある仕事に就いておられる方は男性70歳代、女性60歳代後半から同じ年齢層の中で半分以下になっています。
・仕事に就いている理由みると、収入が欲しいとする方の割合は年齢が上がるとともに減り、面白い、自分の活力になる、働くのは体によい、老化を防ぐなどとする方が増えてくる傾向があります。こうした傾向からみて面白い、自分の活力なるといった仕事に就いているほうが高齢になっても仕事が続きやすくなるといえます。
・社会的な活動をして「いない」方は、55歳以上で同じ年齢層の約70%、80歳以上になると約80%となっており、積極的な社会的な交流をしていない方が多くなっています。社会的な活動で多いのは、自治会や町内会などの自治組織の活動で各年齢層の約20%となっています。
・当ブロは、2030年以降の公的年金の受給開始年齢は70歳と見込んでいます(高齢期の備え 9月27日)。 もしそうなれば年金以外の収入が十分でなかったり貯蓄が十分でなかったりする場合は、70歳まで働かなければならないことになります。
・現役時代から70歳まで働くという人生設計であれば、「まだ働かなければならないのか」という否定的な感情は持たなくて済むと思います。むしろ人生百年時代では70歳まで働くことを「生活の張りができた」と前向きに捉えることができます。
(続く)