山の神のお呼びがかかった『山猿るいこ』...
あれから行って来ましたよ~。
「山神様~、るいこ走って参りました~。」 ぜぇぜぇ~。
「今から、山猿に変身いたしますです。」 変身~。
走る~走る~。
駆け上がる~駆け上がる~。
吼える~吼える~。
そこには、いつもの『オトボケるいこ』の姿は無く一匹の山猿!
鋭い眼光。 ずば抜けた嗅覚。 動物的反射神経。
な~んて事はない!ない!
いつもの『オトボケるいこ』
寝ぼけ眼の垂れた目。 最近鈍くなった嗅覚。 坂道やっと登ってます。
でも、でも... 昔取った杵づか。
山菜なんて、何処にあるか位すぐわかります。
私の大好きな『たらの芽』... ありました~。
でも木が高くてなかなか採れません。
こんな時は学習能力を身につけてる『るいこ』?... 近くにあったぼう切れで叩き落
とそうと考えました。
必死です、トゲとの格闘~。
首は疲れるし、トゲには刺されるし~。
と... 何処からとも無く一匹のカラスが...
カァ~カァ~バカァ~バカァ~。
く~~~っ、うるさいなぁ~、カラス~。
あっち行って~。
見せモンやないが~~~。
と... 何処からとも無くもう~1匹カラスが...
カァ~カァ~カァ~カァ~。
バカァ~バカァ~バカァ~バカァ~。
うわぁ~~~輪唱してるよ~。
もう~こうなったら『るいこの世界』
腹が立つのも忘れて、たらの芽も忘れて、笑い転げてしまいました。
「カラスさん、次はハモッテくんない。」
カラスの勝手でしょう~。るいこのバカァ~。
カラスにバカにされ... たらの芽に刺され... 首は筋肉痛...
でもこれだけの収穫がありました。
たらの芽 つわ
料理は、又後ほどね。