今日はルミパパ66回目のお誕生日。
ケーキのTOは「○○さんへ」のTOではなく、ルミパパのイニシャルです。
この後に名前が続くと思ったケーキ屋さん、イニシャル小さめに仕上がっております(笑)
さて、ルミが生まれてから何度となくパパの誕生日は迎えたけど、今年ほど嬉しかった年はありません。
実はルミパパ、今年の2/28に倒れたんです。
ルミが発見した時は既に右半身が麻痺していて自力では起き上がれず、言語障害もあって問いかけにも「う~っ」としか言えない状態。
救急車で運ばれた病院の診断は「最重度の脳梗塞」、とにかく緊急手術が必要とのことでした。
でも手術自体高いリスクがあり、成功率は6割。
その6割のうちの7割が寝たきり、2割が車椅子、1割が杖を使って歩けるようになるだろうとのこと。
「手術中にも亡くなる可能性が」なんて言われても、さっきまで元気に朝ごはん食べてたんだもん、信じられませんでした。
でも放っておけば時間の問題だって言うし、悩んでる暇なくお医者様が「一か八かの賭け」と言う手術の承諾書にサインをしました。
3時間後、手術自体は無事成功したものの、意識のない危篤状態が2週間。
ぶっちゃけ、ルミはパパのお葬式のシュミレーションまでしてました(笑)
だってICUの隣のベッド人がお見舞いに行ってる時に突然亡くなったりするんだもん、次はパパの番かもって思っちゃうじゃん。
そんな中、自分の仕事に対する葛藤があってね、決まっている仕事を断ってパパの病院に居続ける事は、パパが死ぬのを待っているようで絶対にイヤだった。
でも本当に万が一のことがあった時、ルミ仕事してたら一生後悔する・・・。
で、結局「娘のルミがパパの生命力を信じないでどうする!」って結論を出し、仕事はそのまま続けることにしたの。
でも、行く以上は誰かに「大丈夫?」って心配されるのも、「お父さんが大変な時に何やってるんだよ!」って思われるのも絶対イヤだったし、プロである以上現場では常に笑顔でいたかったから、親しいごく一部の人にしか言わなかった。
パパの意識が戻るまでの2週間は、正直もう覚えてない。
常に不安が付きまとってた気がするけど、ママを支えるのはルミしかいないわけで、メチャメチャ頑張ってた気もする。
だってママは倒れたパパの姿を見てないから、手術室から出て来た直後のパパを見て、ルミよりショックだったと思うし・・・。
でもまぁ、そんなこんなで1ヶ月半後、パパはリハビリ専門の病院に転院し、先月約半年間の入院生活を終えて我が家へと帰って来ました。
寝たきりになると言われたパパも今では自力歩行が可能となり、右腕は動かないし、しゃべることも出来なくなっちゃったけど、下手すれば今日のケーキだって仏壇に飾って手を合わせてたかもって考えたら、生きていてくれるだけで充分です。
パパが入院していた半年間、仕事前や仕事帰りに1日も欠かさず病院に通うことは、精神的な苦痛は何もなかったけど、肉体的には正直ボロボロでした(笑)
面会終了の20時まで居ちゃうと、どうしても夕飯を作るのが面倒になって、ほぼ毎日ママとファミレス。
お陰様でルミの体重は4.1kgの増量だけど、その分パパが15kgくらい痩せちゃったし、親子で補いあってる感じでまぁいっかw
って、退院してから1ヶ月経つのに、いまだにパパのせいにしてたら悪いかな?(笑)
そんなわけで、ルミパパは今日も元気です!
パパ、来年も再来年もずっとずっと一緒にお祝いしたいから、何がなんでも長生きして下さい。
我がまま娘の、たった1つのお願いです。
パパ、お誕生日ホントにホントにおめでとう!!