大坪瑠実の「ルミルミ 今日も頑張ってるよ!」

ブログ開始から10年以上経過。
いまだ人気ブログになってません。
本当に「継続は力になる」のか絶賛検証中。

旅立ちの時

2006-09-30 23:02:00 | 日記・エッセイ・コラム

Th_dscn2630昨日の夜、ボスにお別れをして来ました。
地元が同じと言うこともあり、我が家は20年くらい家族ぐるみでお付き合いさせて頂いているのです。
ルミパパは麻雀仲間だし、独身時代のルミ姉はボスのデスクマネージャーをしていました。
学生時代のルミはその事務所でアルバイトをしていたし、お正月には合同でハワイにも行きました。
ボスは普段から誰に対しても気さくで、人生の大先輩をつかまえて大変失礼ですが、本当に可愛らしい方でした。
だからルミ達はボスのことを密かに、「ボスっち」と呼んでいました(笑)
ある時うっかり本人に言っちゃって、怒られるかと思いきや「なんだ、お前達はオレのことをボスっちと呼んでいるのか」と、ちょっと嬉しそうに笑ってました。
また、1人自転車に乗っているボスを駅前で見かけ「ボス」と声を掛けると、「お~っ、ルミじゃないかぁ~。」とあの独特な話し方で、自転車をよろけさせながらも笑ってくれたものです。
その姿は「日本が誇る大俳優」ではなく、どこからどう見ても「近所に住む気のいいおじ様」でした。
Th_dscn2636でも そんなボスが衣裳を身に着けた途端、その身体から発せられるオーラはものすごく眩しく、毎日会っているルミですら鳥肌が立つ存在感でした。
たぶんボス世代の日本人で、あそこまでタキシードを着こなせ、あれだけ葉巻が似合う男はボス以外いないと思います。
あるドラマの撮影に同行した時は、ルミ姉とルミを後部座席に乗せ、ボス自らハンドルを握りホテル入りしました。
そればかりか局から用意されたスイートルームに興奮して、部屋にあったフルーツ盛りをボスより先に食べたり、マネージャー代わりに行ったとは到底思えない役立たずな2人(笑)
それでも決してルミ達を怒るようなことはありませんでした。
また、台詞を覚えないことで有名なボスでしたが、「私はやることがあるから、お前達は先に寝ていなさい」と言って、本当は夜中に1人黙々と台本を読んでいるような人でした。
Th_dscn2643ボス、ルミはボスから色々なことを学びました。
努力は人に見せるものじゃないと言うこと、本当の大物は人に対して決してえばらないと言うこと、人に愛されたかったらまず自分が人を愛すると言うこと、そして死が全ての終わりではないと言うこと。
ボス、「安らかにお眠り下さい」と言う言葉は、ボスには似合わない気がします。
だってもう今頃きっと、そっちで楽しくやっているんでしょ?
だからもう泣きません。
またいつかボスに会える時、胸張ってボスの顔が見れるように、ルミはもう少しこっちで頑張ります。
ボス、またいつか会えた時には、「お~、ルミか~、よく来たな~!」っていつもの笑顔を見せて下さい。
ボス、本当に本当にありがとうございました!!
ルミはボスのことが大好きです。

追伸:コメントを入れて下さる方は、ボスの名前を書かないようにお願いします。

コメント (14)
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