昨日は大阪松竹座のOSK日本歌劇団公演『夏のおどり』を観てきました。
OSK新トップスター、楊琳さんのトップお披露目公演。
コロナ禍の影響で半年以上遅れてのお披露目公演となりました。
久しぶりに観たOSKの舞台は、ダンスのOSKらしく、ダンスの嵐となりました❣️
通常のOSKのおどりは一部は日舞レビュー、二部は洋舞レビューですが、今回は一部も二部もダンスレビューでした。
特に一部は次から次へと踊りまくっていて、体力的に大丈夫かなと思う位に激しいダンスが続きました。
なかには、風采の上がらない営業マン(楊琳さん)が愉快なプレスリー擬き君(虹架路万さん)やギャル(千咲えみさん)達に、スーパースターマンとして励まされるというコメディタッチのダンス対決風場面もありますが😊
一部のダンスシーンよりも少し雰囲気の違う二部の大人しめレビュー、そして初舞台生を含むOSKらしい高速ラインダンスなど、あっという間に時間が過ぎたOSKの舞台でした。
今回は新トップ楊琳さんのお披露目ということもあり、特別専科に移動された前トップ桐生麻耶さんからの継承場面も数カ所あり、見どころ一杯でした💖
ダンスのOSKが復活かな?とも言えますが、何となく課題もある気がしました。
それは、男役さんの層の薄さです。
もともと、解散前のOSKに比べて、再生されたOSKは団員数は激減していますが、ここまで男役さんの魅力を薄く感じたことはありませんでした。
前トップ桐生麻耶さん、新トップ楊琳さん、虹架路万さん、愛瀬光さん、華月奏さん以外の中堅、若手の男役さんの、舞台上の佇まい、歌唱、メイクなどなどに男役さんの品格なく、驚きました。
舞台を踏んで日数の浅い、下級生はまだまだ仕方ないとしても、中堅さん達の品格の無さには…。
何たが勘違いして舞台に立ってませんか…と思わず言いたくなりました。
髪色がゴールドやシルバーなどは見慣れた歌劇の世界ですが(笑)
しかし、OSKは昔から女役、娘役さんが力強く、魅力的な方々が多いですが、それはしっかりと継承されていて、素晴らしいものがありました。
激しいダンス場面でも、パワフル全開で小気味良いものがありました。
楊琳さんと若手娘役さん、唯城ありすさんのデュエットダンスも一場面あり、OSKらしく、番手関係なく登用する良さがありました。
最近では、作品、序列などかなり宝塚化が進んでしまったOSKですが、OSK独自の個性は消さないで欲しいと思います!
そして、特別専科の桐生麻耶さん、朝香櫻子さんの変わらない舞台姿にホッし、このお二人の活躍をもっと観たいと感じました。
来年はOSK創立100周年!
さらに飛躍出来るように願っています!