桜の舞い

OSK日本歌劇団のことを徒然に思うまま書いていきます。

松竹座「春のおどり」挨拶

2015-06-08 00:13:23 | 雑感
本日の千秋楽を観劇!
千秋楽とあって、かなりの人々で、大阪松竹座前は満員の電車内のよう。

観客席も華やかに、OGさんの数も多い。
宝塚歌劇の下級生らしき人達もいる。顔は見たことがあるけれど、名前は思い出せない。

一部と二部の間のご挨拶も感動する内容が多かった。

今回のお披露目公演でユニークだったのは、舞台上に出演者全員が袴姿の正装で登場し、数人主要な劇団員が高世さんとのエピソードやコメントを述べた後に、新トップ高世さんのご挨拶があるというもの。
所帯の小さいOSKならではで、一体感に溢れていた。

今回のお披露目公演は3回観劇したけれど、1回目と2回目は、ユーモアを交えて笑えるコメントが多かった。
でも、千秋楽ともなると、高世さんへの愛がさらに感じられて真面目な内容となっていた。

特に感動したのは、牧名ことりさんのコメント。
牧名さんが初日の幕が上がる寸前まで出来ない事があり、ずっと泣いていると…高世さんが舞台に板付いてもなお「出来る、出来る」とずっと励ましてくれたという。

このエピソードを聞いている虹架さんが舞台上で、ウルウルしていた。
それを見ているこちらも目頭が熱くなった。

この熱さや一体感がOSKの持ち味。

そう言えば、OSK85周年記念のあやめ池円型大劇場公演の時にも舞台上に出演者70人弱が袴姿の正装で勢揃いして、挨拶があったことを思い出した。

高世麻央さんがトップになったこれから先、せめて解散前の人数まで劇団員が増えてくれると嬉しい。


OSKファン化失敗!!

2015-06-06 16:16:30 | 雑感
今日は宝塚ファンの知り合いと、OSK松竹座公演を観に行った。


その方は昔々に勝浦千浪さんトップ時代を観ていたらしく、OSKの舞台は何十年ぶりの観劇。


観劇している時の知り合いの雰囲気で、あまり気に入らない感じがした。


観劇後に感想を聞いたら
「こじんまりしているて、人数が少なすぎる。」

「衣装が酷く悪い。安物っぽい。」

…と顔をしかめながら、本当に嫌~な感じが伝わって来た…。


舞台そのものの出来には一切触れない。

外観やみてくれを貶すことに終始していた。


OSKは一旦解散し、存続運動、再生と棘の道を歩んできて、今日があることを伝えても、知り合いは全く意に介さない様子。


こんな感じ方しか出来ない歌劇ファンもいるんだ…!


感じ方や考えは人それぞれだけど…何だか悔しくなった。


知り合いと別れてから、12年前のOSK解散発表から、発表後のあやめ池円型大劇場公演、近鉄劇場のファイナル公演、存続の会立ち上げ…OSK再生から松竹座公演まで色々な事が思い出されて、泣けてきた…!

あぁ~!誘うんじゃなかった!


2度と誘うものか!(>_<)

へらへら踊り…負の連鎖

2015-06-04 00:57:27 | 雑感
今回の「春のおどり」は高世麻央さんのおめでたいお披露目公演というのに、負の連鎖が続いている。

6月3日の昼の部のオープニングで、娘役さんが屋台で転び、「へらへら踊り」では、1人逆立ちに失敗。

同じく夜の部ではオープニングで娘役さんの鬘が取れて、退場。

そして、「へらへら踊り」では、真ん中の3人が逆立ちに失敗。

散々な6月3日。

「へらへら踊り」は大和屋のお座敷芸を再現したもので、昔はミナミの芸者衆がやっていたもので、逆立ちは瞬間芸的な感じの速さ。
難しいものだと察するけれど、聞けば初日には、牧名ことりさんが失敗されたとか…。

今回の公演の牧名ことりさんは精彩を欠いていたのは、そのせいなのか?

「へらへら踊り」…負の連鎖が始まっているのか?

誰しも生の舞台では、失敗はあると思う。
逆立ちは難しいのも分かる。

しかし、続きすぎると問題!




松竹座「春のおどり」観劇

2015-06-03 21:43:07 | OSK日本歌劇団
大阪松竹座のOSK新トップお披露目公演「春のおどり」を観劇。

第一部
道頓堀開削四〇〇年
「浪花今昔門出の賑」

チョンパで始まる、テンポ良く進む和物レビューはOSKらしく、賑々しく華やか。


しかも、男役さん達のTHE殺陣は粋でカッコよくスマート!
おもいがけない展開がユニークだ。

それにしても、あの殺陣はカッコよく半端ない。

あれはOSKの男役さんならではの殺陣で頭の先から爪先まで神経が行き届いていて素晴らしい!


そして、娘役さんの南地大和屋へらへら踊りは、伝統的なお座敷芸に挑戦していて、素晴らしい!

が、しかし…緊張感が漂い…逆立ちが上手くいかない出演者もあり、かなりの熟練を要するもののようで、難しさを痛感した。

緊張感をみせずに、楽々と、へらへら踊れるようになるには、まだまだ鍛練が必要で、この短い公演期間では、出演する娘役さん達が、ちょっと可哀想…。


第二部はレビューショー「ストミーウェザー」

元宝塚歌劇団の荻田浩一先生の作、演出でちょっと心配したけど…普通に楽しめるショーだった。


私は荻田先生の摩訶不思議なショーは大好き!

しかし…あれは宝塚歌劇にピッタリで、OSKのカラッとしたエネルギッシュで、パワフルな持ち味とは合わない…と勝手に思っていた。


だけど…一方では、あの退廃的とさえ見える荻田ワールドをOSKがやったら、どうなるのか?興味津々でもあった。


結果…私が観た感覚では、あの独特な荻田ワールドは影を潜め、ダンスのOSKらしく、キレキレに踊る踊る!素敵なショーになっていた。


荻田先生はOSKらしさを優先して演出されたのかな?


いずれにしても楽しい舞台で満足!