OSK「Dracula」を観劇!
悠浦あやとさん主演の「Dracula」面白かった!
愛する妻が生まれ変わるまで、妻の姿を追い求めて、次々と姿を変えながら400年生き続けるドラキュラ。
自害した妻エリザベートの生まれ変わりのミーナに恋羽みうさん!
この公演で卒業される。
儚げなエリザベートと自分の意志をハッキリと持ったミーナの演じ分けも上手く、優雅で美しい。
ミーナの婚約者歴史学者に愛瀬光さん。
少しドジな雰囲気もありながら誠実な感じが良い。
ドラキュラを支配する悪魔であり、天使である要に朝香櫻子さん。
大丸心斎橋劇場という小ホールながら、シンプルな舞台装置と照明で見せる舞台…OSKらしい。
しかし!部分的に映像を使ったのが良し悪し!
遥か昔のエリザベートの肖像と飛び舞うコウモリの大群は映像を使った良い部分。
興醒めし、要らないのはドラキュラ悠浦あやとさんの大画面の顔と血を吸った後の血の滴り落ちる部分だ!
舞台上でドラキュラがミーナの血を吸うところが演じられているのだから…あえて大画面の映像なんて無用!
美しくない!
これだけは、止めて欲しかった北林佐和子先生…。
せっかくの舞台が、三流舞台みたいになってしまった…。
そして、あと一つ!
ヒロインの生まれ変わる前の名前をなんでエリザベートにしたのか?
生まれ変わる前も同じミーナじゃダメなのか?
わざわざ宝塚歌劇の代表的なヒロインの名前にする必要は無いと思う。
これについては、原作がエリザベータになっているとのこと。
(メインブログに書いていたら、ブロガーさんが親切に教えてくれました)
だから…パクリ劇団と言われてしまう。
旧OSK時代に「魔剣士」、「闇の貴公子」など、OSKらしい独自の作品をヒットさせた先生とは思えない…。
主演の悠浦あやとさんを始め、出演者の皆さんは頑張っていて、作品自体は良かったのに…これだけは残念だなぁ~!