桜の舞い

OSK日本歌劇団のことを徒然に思うまま書いていきます。

宝塚歌劇の「鏡三番叟」

2014-03-24 08:56:44 | 雑感
私が言いたい事をズバリと言って頂けて良かった 。

アメブロに掲載されている宝塚歌劇支局プラスのなかで述べられている「春のをどり」の鏡三番叟の場面が昨年のOSK90周年公演松竹座「春のおどり」鏡三番叟と全く同じである事。

月組初日を観劇した折りに、あららと思った。
藪下哲司さんは宝塚オリジナル三番叟だと銘打つのはマズイと思った…とおっしゃっているが、本当に“オリジナル”じゃダメでしょう。

http://ameblo.jp/takarazukakagekishikyoku/
(携帯投稿しているので、リンクは貼れていませんが、ご容赦下さい)
藪下哲司さんの「宝塚歌劇支局プラス」


華やかで素敵な月組公演なのに、これは残念。

わざわざオリジナルと言ったのが、更にマズイと思う。

宝塚歌劇の演出家をOSK公演で見かけることもあるし、ショー場面では、よく似た場面や構成を見かけることもある。また、昔は宝塚歌劇の演出家がOSK作品を手掛けたこともあるので、お互いに研究している成果でもあると思うけど、”オリジナル“はマズイ。

またまた宝塚歌劇団への不満がわき上がるが、華やかで素敵な舞台なので、あと3回は通う予定!


しかし、この舞台を観て改めて、OSKと宝塚歌劇の違いを如実に感じた。


舞台は豪華絢爛さと人界戦術で、夢の世界を見せる宝塚歌劇と出演者のエネルギーと技量で、技芸をしっかりと見せるパワフルなOSK。


松竹座「春のおどり」が楽しみだ。

松竹座「春のおどり」

2014-03-19 08:27:50 | OSK日本歌劇団
17年見続けてきたOSK桜花昇ぼるさんのラストステージ。

11年前のOSK解散から、存続の会立ち上げ、OSK再生と苦難の時代をしなやかに生き抜いてきた桜花昇ぼるさん。

OSK誕生の大阪松竹座でのラストステージ、しっかりと見届けたい。


『以下、OSK公式ホームページより』

2014年5月大阪松竹座公演「レビュー春のおどり」公演を開催いたします。劇団トップスター 桜花昇ぼるのラストステージ、多くのお客様のご来場を心よりお待ちしております。

【公演期間】
2014年5月15日(木)~25日(日)

【開演日時】
昼の部12時・夜の部16時(※15日(木)は14時開演、20日(火)・23日(金)は12時開演のみ)

【出演者】
桜花 昇ぼる・高世 麻央・朝香 櫻子・桐生 麻耶・緋波 亜紀・牧名 ことり・折原 有佐・真麻 里都・楊 琳・悠浦 あやと・恋羽 みう・虹架 路万・白藤 麗華・舞美 りら・遥花 ここ・香月 蓮・愛瀬 光・和紗 くるみ・華月 奏・榊紫之・城月 れい・麗羅 リコ・実花もも・星南 ゆり・由萌 ななほ・美月あんじゅ・かなめ 樹里・栞さな・桃葉ひらり・千咲えみ・翼和希・穂香めぐみ・すばる未来

【料金】
一等席8,500円 二等席4,500円

【場所】
大阪松竹座(大阪市中央区道頓堀1-9-19)

<チケットのお買い求め方法(4月5日(土)発売)>
※ファンクラブ「桜の会」の先行予約は、3月30日(日)・31日(月)9時~16時まで行ないます。




「カルディアの鷹」配役 2

2014-03-04 08:25:32 | 雑感
(昨日のつづき)

力強く存在感抜群の女役陣に続き、男役陣で目立ったのは何と言っても、極悪イルハンの真麻里都さん。

従順な家臣と思いきや、策略を巡らす悪い男をクールに演じる真麻さんは上手い。

良い意味で、真麻さんにはピッタリな役どころだった。


そして、あとはルカの熱い三枚目が笑わせてくれる。

硬い高世麻央さんとの対比で、より際立つ虹架路万さんの個性。

ちょっとやり過ぎるきらいもあるけれど、物語の緩和剤として良い感じ!


愛瀬光さんのウォースラーは悪い男かと思えば…実は良い人であった…。

黒いイメージの時とラストの明るさの対比が良い雰囲気。


そして注目は、昨年の新入団生の翼和希さん!

荒削りだけど、よく頑張っていたと思う。

男役としての立ち居振舞いはまだまだだけど、武官ではなく庶民なので丁度良かった。

また常に怒っていて、心理描写もあまり関係ないのも良かったと思う。

いずれにしても、素晴らしかったと思う。

今後に期待!



「カルディアの鷹」配役

2014-03-03 08:40:44 | 雑感
めでたく昨日「カルディアの鷹」が千秋楽を迎えた。


出演者の皆さま!スタッフの皆さま!おめでとうございます。

そしてお疲れさまでした。

改めて感動覚めやらぬ「カルディアの鷹」の出演陣を振り返ってみる。


<敬称略>
高世麻央
運命と戦う孤高の王子アスラン)


牧名ことり
無類の愛を持つ聖女クラウディア)


折原有佐
(誇りと母性に揺れる王女ロザリア)


真麻里都
(自ら手を汚さぬ狡猾な知能犯イルハン)


悠浦あやと
(愛を知った王位継承者シムール)


虹架路万
(アスランの親友で三枚目のルカ)


白藤麗華
(人心を惑わす教祖ベルガ)


愛瀬光
(ベルガの手下ウォースラ-)


和紗くるみ
(ルカの妹宮廷の踊り子シムールの恋人ナディア)


城月れい
(王子アスランの恋人、オシリスの花嫁アーシェ)


桃葉ひらり
(クラウディアの妹、ムト族のルビナ)


翼和希
(妹を生け贄オシリスの花嫁にされたベイン)


初見では、一部の改訂や設定の違いはあるものの、役づくり的には原作の「オシリスの花嫁」を踏襲した感じがしたけど、公演期間の後半ともなると、それぞれの役が深まったように思えた。


特に折原有佐さんの女王ははなから、原作を超えていた。

原作では、王とアスランには継母となる王妃が登場するが、明らかにこの2人を超えていたのが、折原女王だ。

母として苦悩する姿と女王としての強さと威厳。
ラストで民衆に向かっての演説場面は特に圧巻で、客席からの拍手も一段と高くなり止まず、素晴らしかった。


そして、教祖ベルガの白藤麗華さん!
徹底した悪で、摩訶不思議な感じと威圧感のある演技。

あのふてぶてしさと執拗さがあればこそ、オシリスの花嫁の哀しさが生きて来る…。

上手い~!


また何かしでかしそうなオーラ満載。


更に、オシリスの花嫁アーシェの城月れいさん!

ダンスだけで、アーシェの切なさや哀しみが伝わってきて存在感が抜群!!

あの全身から滲み出るアーシェの感情の動きが凄く、素晴らしかった。

あのアーシェあってのアスランだ。


さすがに素晴らしいOSKの女役陣!


(つぎにつづく…)



「カルディアの鷹」と「オシリスの花嫁」

2014-03-01 18:34:02 | 雑感
先週観たOSK「カルディアの鷹」


作演出、振り付けのはやみ甲先生が4年前にはやみ甲ダンスカンパニー公演で上演された「オシリスの花嫁」を原作にしたものだった。


「オシリスの花嫁」に及ぶべきもないけれど、今のOSKの若手の方々の熱情溢れる演技に感動した。


改めて、「オシリスの花嫁」が見てみたくなり、夜遅くからDVDを見た。


この作品は主演の初瀬みきさん、若木志帆さんにあて書きされたのが良くわかる。


ヒロインの牧名ことりさんは、若木さんとは全く違う持ち味だけど、牧名さんなりのクラウディアになっていて、健闘していて素晴らしかった。


あとは虹架路万さん、愛瀬光さんもOGさんとは違う雰囲気でご自分なりの役づくりで、良かった。


和沙くるみさんはOGの花風ひかるさんと外見や持ち味は全く違うけど、台詞の言い回しや声のトーンが花風ひかるさんを彷彿とさせるものだった。

「オシリスの花嫁」の花風ひかるさんの演技をDVDで散々見たのでは?と想像してしまう♪


そして、何と言っても女王役の折原有佐さんの演技が最高に良かった。


ほとんどが原作「オシリスの花嫁」を踏襲していたけど、違っていたのは女王の設定と親子関係。


「オシリスの花嫁」では国王役の立ともみさんと女王が登場して、主人公には女王は継母にあたり、弟とは腹違いの兄弟との設定。


今回の「カルディアの鷹」では国王は既に亡くなり、王子は2人とも、折原女王の息子。

女王が1人で国を守り、母と女王という立場の違いに苦悩するという部分が今回は描かれていて、母と子のドラマとしても観ることが出来る。


今回のほうがその部分では、共感性が高いと思う。


「オシリスの花嫁」と「カルディアの鷹」どちらも見応え充分!


今日は「カルディアの鷹」1週間ぶりの観劇だ~!


どう進化しているのか?楽しみ~♪