今年も松陰さんの桜はきれいでした。
穏やかに暖かな季節が巡ってくる一方で、
彼の地ではまだ揺れが鎮まってくれない様子。
つくづく、人は大きな地面にへばりつくように暮らしている、これほどに小さな生き物だったのだということを思い知らされます。再び。
見舞うという言葉も、祈るという言葉も、なんだかとても空疎に感じられるので自粛。
何ができるか、何をすべきか、そのタイミングはいつか。
いつでも出来事は初めてのことだけれど、でも初めてじゃないこともいくらかはあって、前回より少しは冷静に事態を捉えようとしている自分がいます。
こうして経験の意味が都度、解釈し直され、更新されていくのを感じながら。
それにしても遠いよ、くまもん。車じゃ行けないじゃない。あー。
あ、冷静さ、失われてるか。