大阪龍馬会

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日本初の新婚旅行は小松帯刀?通説“龍馬”に異論登場

2008-10-16 23:56:43 | 幕末ニュース
 日本最初の新婚旅行といえば、幕末に坂本龍馬(1835~67年)と妻のお龍が鹿児島県霧島市の温泉を訪れたのが定説になっている。しかし、龍馬の盟友で、NHK大河ドラマ「篤姫」に登場する薩摩藩家老・小松帯刀(たてわき)(1835~70年)の方がもっと早かったとの説が登場し、話題になりつつある。


 「小松説」を唱えるのは、鹿児島市のNPO法人「まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会」代表理事の東川隆太郎さん(36)。根拠は、小松が残した日記だ。東川さんは、「篤姫」の放送が始まったのを機に日記をめくってみた。


 そこには、小松が妻のお近(ちか)と結婚して3か月後の1856年(安政3年)4月23日から5月6日まで、霧島市にある「栄之尾(えのお)温泉」にお近と滞在したことが記されていた。これは、龍馬夫妻の霧島旅行より10年早い。


 ただし、養父であるお近の父が病気療養のために同行しており、夫婦水入らずではなかった。「家族旅行」とも解釈できそうだが、東川さんは「結婚直後なので、小松には新婚旅行という明確な意図があったと思う」と自信たっぷりだ。


 「篤姫」の時代考証を担当する鹿児島大の原口泉教授(61)(日本近世・近代史)は、「当時は夫婦旅行は珍しく、完璧(かんぺき)に新婚旅行と言える」と東川さんの見解に太鼓判を押したうえで、「小松は、外聞をはばかって養父を同行させたのかもしれない」と推測する。


 東川さんは、「篤姫」の放送以前は小松への注目度が高くなかったことから、「新婚旅行第1号」だと気付かれずにいたとみている。東川さんは、郷土史をテーマにした講演や観光客相手に観光ガイドを務める際などに「小松説」を紹介しており、鹿児島県内の歴史愛好家らの勉強会などで話題になることが増えてきたという。


10/16  読売新聞


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