琉さんのあんなコト。くるこむのこんなコト。

家族の日常のあんな事や愛犬とのこんな事、重度障害のある息子との生活の工夫など。 家族で好きなくるま旅の様子などなど。

室内用車椅子のリフォーム

2018-08-01 11:59:18 | 琉さん仕様のグッズたち。


以前も投稿したことがある琉さんの自宅用車椅子。室内で使うのにとーっても不便で工夫しました。
詳しくはこちら
https://yaplog.jp/ryukurukomu/archive/125

あれからだいぶ経ちますが琉さんの住んでいる市はとても厳しくて未だに10年前に作った車椅子を使っています。
10年前に既に身体がキッズ用ではキツかったので大人用にしたのが失敗だったかな…(・´з`・)

サイズが小さくなれば新しく作り直せたけれど、当時に大人サイズにしてしまったから、18歳になってもサイズ的には問題ないから新しく出来ない...こんな単純なルールが後々苦しい理由になるなんて...当時の自分に教えてあげたい。

当時は同じ車椅子を長く使いたいという気持ちはあったけれど、琉さんの身体の事情までは読めなかった。
成長は認められても衰えや機能低下は理由にならない。
身体の機能を装具や機械に頼るようになればそれに伴い生活環境も大きく変化する。でも、そういう事情は車椅子を新しくする理由にはならない。

人により事情の事柄や重大さは違うから全てをルールに盛り込むことも無理だろうし、ルール上だと理屈にされてしまうような一人一人の要望に応えてなんてらんないよね~。
うんうん。わかるよ。だってそれこそが『障害』だと割り切っているから。
行政が厳しい規則を守ることも市民の為だもんね。

まぁ、昔のように車椅子に長時間座らないし(座れない)、昔ほど車椅子に座らせてあれしたいこれしたいってことも減ったし、機能的なものも条件の合わないこの車椅子にはそれほど求められないので、古くてもサイズ的に使えるこの車椅子を工夫をして使っています。



以前は小回りのきかない後部車輪をキャスター付きの台を履かせることでだいぶ自宅での使用も楽になりました。
体重も少し増し、手足も伸びたし、琉さんの身体と我が家の壁や窓ガラス・・・の安全に配慮するなら「小回り」は古い昭和な家の作りにはなくてはならない!必須!!
車椅子を室内で使うので和室で畳の上にクッションフロアを敷いていました。
始めのうちは車椅子を押すのに少々力がいりますが動かしやすくなったので、まいっか~と思っていましたが
とうとう、クッションフロアもボロボロに・・・


キャスターが小さいので畳に食い込んでしまいクッションフロアが破けます。
そこでキャスターを少しだけ大きくしました。
あまり大きくすると前車輪とのバランスが悪くなります。
タイヤが高くなる分、ティルトやリクライニングでフォローしていましたが今回はもう無理!ってことで思い切って車輪を取ってしまいました(^^;)


なんか、スッキリしたかも

それから、ニューキャスター台をフレーム直に固定。

本当に出来る範囲で工夫するしかない。
けど、琉希と家族が少しでも快適に過ごすためなら、いっぱいいっぱい考えて改良していくよ。
頼れなければ自分で何とかするしかないもんね。

でも、使い勝手がよくなると自分もすごく楽ちん。