左後ろに見える杉の木にもいわれがありました。
実に微笑ましいそのいわれは、
男の子のお子さんが生まれたとき、大きな鯉のぼりを上げるための棒を用意しようと思い立ち
この杉の木を植えたそうです。
ただ、お子さんの成長に間に合わず
使わずじまいになったそうです。
先日、30を過ぎた息子さんに、
鯉のぼりを揚げてやろうかと里帰りした時に話したら
軽く断られたとか。
実に残念そうに話していました。
何気ないものにも
その人独自の思い出があるものですね。
天然記念物の夫婦銀杏の大木も
もうしばらくすると透き通るような新芽を出し
堂々たる風格を醸し出してくることでしょう。