日本司法書士連合会「法人設立手続のオンライン・ワンストップ化」に関する意見書
I会社代表者の印鑑の提出について
【意見】
「書面で印鑑を提出」and/or「商業登記電子証明書の取得請求」の選択制度を採用することはあり得るところであるが，ニーズが存しない状況であり，そのような検討が必要であるのか疑問である。
II定款認証の合理化について
（１）公証人による定款認証について
【意見】
公証人による定款認証制度は，維持すべきである。
（２）モデル定款の活用による公証人による確認の不要化について
【意見】
モデル定款の活用については，反対である。上述のとおり公証人による定款認証制度を維持すべきである。
（３）電子署名を付された電子定款についての面前での確認の不要化について
【意見】
成りすまし等の防止の観点から，面前での確認を不要とすることについては，反対である。
（４）ＩＴ化等の合理化について
【意見】
定款認証の方法のＩＴ化等の合理化が進むことについては，賛成である。
III登記処理の時間短縮について
【意見】
登記申請が受理された後，登記完了までの処理時間がスピードアップすることは，好ましいことであるが，相応の人員体制を確保すべきである。
IV設立手続の簡素化に関するその他の論点について
（１）設立登記の登録免許税について
【意見】
株式会社の設立の登記の登録免許税（現行最低額金１５万円）を軽減し，最低額を金６万円とすべきである。
（２）休眠会社その他清算株式会社が多数存在することについて
【意見】
休眠会社その他清算株式会社が多数存在することについて，十分に認識すべきである。
実務家からの意見、現実的ですね。
こういうものを踏まえて、いろいろ決まっていくといいですね(^^♪
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