Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてから鬱憤を晴らすようにできなかったことをやってきた。でもマンネリ化してる。まだやり残してることをやろう。

日生オペラ「トスカ」

2019-11-09 19:13:19 | 日生オペラ

今日は日生オペラのトスカで日生劇場。
工藤和真さんが遂に掴んだ初のビッグオファー、しかもお相手が砂川涼子さん。
それはそれは楽しみにしていましたが、見事なカヴァラドッシを演じて、偉大な砂川さんと十二分に渡り合い、素晴らしいトスカを観せてくれました。

工藤さんは町田で数え切れないほど聴いているのに、こんなに明るくて軽い、リリコな感じは初めて聴いたような感じ。
抑えて歌う難しいところがホントにうまいって思った。
とりわけ三幕の頭で絶望して歌う“星はきらめき”。それから現れた砂川さんとの二重唱“新しい希望に魂は勝ち誇って”は秀逸。激しく感情移入しました。

売れ始めてからも町田イタリア歌劇団には義理堅く、都合をつけては出演し続けてくれたので、今日も町イタの柴田代表をはじめ宮川典子さんら常連の歌手の方々や、ぼくのような町イタサポーターが何人も来てました。
おらが街のスタアの晴れの日だからね。

トスカはMET2013-14シーズンのアラーニャとジョージ・ギャグニッザが強く印象に残ってますが、はてトスカは誰だったか思い出せず。調べたらラセットで、ぼくはあんまり好きじゃないから思い出せなかったのか。
今日の砂川さんの方がぜんぜん好きだなぁ。
砂川さんはそんなには聴いてないけど、先日の新国立・ランスへの道のコリンナがすごかった。でも今日のトスカはそれ以上の演技と歌唱で素晴らしく。偉大な歌手だね!

それから黒田博さんのスカルピア良かったです。デニス・ビシュニャのアンジェロッティ、工藤 翔陽さんのスポレッタも。
合唱も園田隆一郎指揮の読響も素晴らしかった。日本のオペラレベル高い。

あと番外で書いておきたいのは、町イタの柴田代表と久しぶりで談笑できて嬉しかったこと。
それからナポリ帰りのピアニスト河野真有美さんとお会いできたこと。
素晴らしい評論で勉強させてもらってる加藤浩子さんの雄姿を拝見できたこと。
などなど。
いい日でした。





















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