Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

ポルディ・ベッツォーリ美術館、旧王宮など

2019-04-02 14:26:22 | Milano 2019

昨日はオペラがないので、事前に考えてた所に行こう、と再度確認したら月曜日はお休みってところ続出で、さてどうしようか、と。
今回見ようと思ってる美術館のうちポルディ・ベッツォーリ美術館だけは月曜日もやってるので、とりあえずそこに行くことに。

またもやゴッツリの朝食。まだ少し疲労感があったのでちょっと遅目の出発。というのも前日は2万6千歩も歩いてました。でも天気が良くて初夏のようで歩き始めると気分爽快。
前日より観光客が目立つドゥオーモの前を通ってスカラ座へ行くと、ここも見学ツァーの人たちがたくさん。
ポルディはそこからマンツーニ通りを少し歩いたところ。18世紀から経済発展を遂げたミラノの富豪や貴族の邸宅で美術館になっている4つのうちの1つ。
名門貴族ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリのコレクションは14~19世紀の絵画多数でルネサンス芸術好きにはたまらなく、また建物自体の価値が高いとのこと。
ポスターやパンフの表紙になってる、ポッライウォーロ若い貴婦人の肖像、ボッティチェッリ聖母子、どこかで見た覚えのあるルターの肖像画などが印象深く。また絵画の他に金銀財宝、家具や武具が山のように展示。当時のミラノの名門貴族がいかに権勢を誇っていたか、伺い知れます。

お昼近くにポルディ邸を出て、マンツーリ通りをそのまま歩きます。
前日のここを見ようというような歩きより、今日はもっとミラノの街、イタリアを感じたいなぁって気分で、周りの建物、風景、人々の表情を見ながらブラブラ。
セーナト通りとの交差までくるとプップリチ公園の緑が目に入ってきます。ミラノの人たちの憩いの場、広い敷地の中には映画博物館、自然史博物館があり、遠足のコースにもなっているとか。
でももう室内に入る気分ではなく、隣接する旧王宮へ。池もある美しい庭園の中で若者たちが芝生に座って何やらはしゃいでました。この中にもGAM近代美術館がありますがパス。

セーナト通りをぐるっと回ってヴェネツィア大通りの交差で左折。しばらく行くともうエマヌエーレ二世大通りでドォオーモの勇姿が見えてきます。観光客だけでなく、たくさんの若者ら、恋人たち、家族連れ。ここがミラノ一番の賑わう通りなんですね。
ミラノを、イタリアを感じてます。

いっこうにお腹が空かないけど、車で売ってるサンドイッチ屋さんがうまそうだったからひとつ買って。
ミラノの人たちって、食べながら歩いている人多い。通りや広場の腰をおろせるところで食べてる人も。立ち食いピザやファーストフード店にもひといっぱい。
店に腰を下ろすと一品と飲み物だけでも20ユーロじゃすまないから、毎日毎回となるとね。

ドォオーモの前までくると急に疲労感が出てきたのでホテルへ戻ってビールでサンドのひと休み。

昨日買ったビールがもうひと缶しかないのでカルフールへ行って、ついでにお土産も買っておこうかと。
そうそう、ミラノにはコンビ二がありません。スーパーマーケットも数件しかないとネットに書いてあり。イタリアって、数年前までスタバがない唯一の先進国だったらしい。おもしろいですねぇ。

で、その貴重な小さなカルフール(小さいからカルフールexpressとネーミング)へ。
ガイドブックなんかに書いてあったチョコや家人にオーダーされたパルメザンチーズなど、あんまりたくさんはないんだけど一応購入できてホッ。

ホテルに戻るといい時間になってきたので、どこで何を食べようか。調べてきた情報の中から中央駅近くの、イル・パイオーロ(Il Paiolo)でミラノカツを食べることに。
ある方がネットに書いてた、地元の人がいく、代表的なイタリア料理が食べられる、味とコスパに優れたレストラン、っていうので。
明日はオペラだから今夜くらいはレストランで食べないとね。

開店の7時まで時間があるので、ひとつ前のレプップリカでメトロを降り、お店の場所を確かめつつミラノ中央駅まで歩くことに。
鉄道が通る交通の中心地。イタリアで2番目の乗降客数(1日約32人)があるヨーロッパの中でも主要な駅なので見てみたかった。
著名な建築家の設計で建物前面は幅200m、天井の高さ72m、は当時の新記録を誇ったという駅というより歴史的建造物のよう。
でも中にはいると上野駅に来たみたいな感じがしました。

開店時間を過ぎたのでイル・パイオーロへ。当然こんな時間だから一番のり。イタリア映画で見るような太った店主が迎えてくれ。
ビール飲みつつミラノカツを待つうちに、近くに住んでて毎日のように来ているみたいな初老の方が入って、定位置と思われる壁際の席でワイン飲みつつ店主とおしゃべり。
そにうちに、3人連れのリーマン、家族づれ、常連ぽい単独男性などが。
出てきたミラノカツはさっぱりしていてワイン飲みつつペロリ。店主がもう終わりかなってパンを下げようとするにで、ちょい待ちってメニューをもらってどのパスタが一番人気か確認。この人英語は全く喋らないのでイタリア語で、もちろんこれさ、って。
そのRavioli al Paioloは濃厚なラザニアでチーズをたっぷりかけてワイン追加。
美味かったぁ。ぜんぶ。38ユーロだから129円で4900円。満足したので店主と記念撮影してご機嫌で店を後に。

ホテルについてチェックしたら約2万2千歩。風呂にゆっくり浸かって、上がって書き始めたら3行で撃沈。
いま朝の7時です。これをアップしたら朝食。さすがに今日はゴッツリしないかな。
今日はまた観光して、夜はスカラ座でチェネレントラで
す。















































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