今日はバッハ・コレギウム・ジャパンのロ短調ミサ曲でオペラシティ。
8月のBCJ復活コンサートは、歓喜のマタイとして聴いて、歓極まった感があったけど。
今日はもちろん素晴らしい演奏だったんだけど、ぼくの聴き方は8月とはちょっと違っていた。
ちょっと客観的な感動だった、とでも言えばいいのか。
ロ短調は、ぼくが合唱を再開して取り組んだ3つ目の大曲で、これまで2度歌っていて、今年も歌うはずだった、最愛の作品だからかなぁ。
ソリストを兼ねるメンバー17名にソロだけを歌う2名を加えた19名の陣容で、この大曲をこんなに完璧に歌えるものなの?
全員が一流のソリストクラスだから?
そんなことを思ったのは、半分歌う側として聴いてたのかもしれない。
だから終曲が終わったとき、ただ感極まるってことでなく、エネルギーを奪われたような感じがあったのかも。
ソリストはみんな良かったが、とりわけ松井亜希さんと西村悟さんが光っていて。
オケ陣もいつものようにすごくて。
いずれにしても、これまで聴いたことがないロ短調ミサでした。
最後に個人的なことだけど、夏祭クラシックで指導を受けた中山美紀さんの元気な姿が嬉しかった。
そして昨日は神戸、明日も所沢と3日連続の公演。音楽家の皆さんの生活が元に戻りつつあるのは喜ばしいよね。