今日は吉村恵さんと佐田山千恵さんの町イタ・コンサートで市民フォーラム。
町イタ初登場の佐田山さんは、なかなかの本格的なソプラノで、ロミジュリの夢に生きたい、ジャンニの私のお父さん、ある晴れた日に、と聴かせた。
声量も、表現も豊かで、蝶々夫人を2度やっているのも頷ける。吉村さんとの花の二重唱は美しく切なかった。
その吉村さんは町イタ、2年ぶりとのこと。ぼくは初。
夫君の岡坂さんと歌ったときはスケジュールがかぶり、横濱の厩などは行かないので、聴けてなかった。
岡坂さんの方は昨年10月、市川さんとここでやったのをやっと聴けたんだけど。
先日町イタに来てくれた鳥木弥生さんのことを、彼女の大ファンでぼくのオペラ友達が「舞台に立つだけで観客のハートを鷲掴みにするひと」とうまいことを言った。
今日、吉村さんがステージに現れてハバネラを歌いだしたのを観ていて、この人にも「鷲掴み」にする力があるんだなと思った。
でもレオノーラも、イザベッラも、今日はステージ用にだろう、わりとさらっと歌っていたからちょっと物足らなかった。
カルメンも含めてオペラの本公演で、それぞれの配役での濃密な演技と歌を是非とも観たい、聴きたい、と思った。これだけの美声と完璧な容姿なのだから。
それにしても、名前は知っていて、聴いてみたいって思ってる歌手を、こうして地元で聴けるって嬉しいね。
それも小森さんの素敵なピアノで。