今日はチッタディーノオペラ・Squadraの『仮面舞踏会』(ハイライト演奏会形式)で文京シビックホール。
山本竜介さんが中畑有美子さんや稲葉美保子さんらに声をかけてできたらしいこのSquadra。与儀 巧さん、文屋小百合さんに、平野桂子マエストロという顔ぶれにものすごく期待してました。
その期待も予想も、遥かに超えた素晴らしい、すごい、仮面舞踏会で。
興奮冷めやらず。
1幕先ずは、与儀さんの、彼女に再び会えるなんて。東京文化・テノールの饗宴で初めて聴いた夜は、ここまですごいテノールだとはわからなかった。あのメンバーに入るわけ。
文屋さんは初。1幕終盤に登場して、悩める恋を忘れる薬が欲しい。すごい。なるほどだから、竜介が引き込んだ。
ハイライト演奏会形式、ってことだったけど、冒頭での手紙のやりとりとか、ベールを被ったり、とったりするとこ、さらには最後に刺されるとこ等々、大きなアクションはしていなかったのに、すべて情景が浮かんでいました。
それはたぶん、表情や手の動きや、そして歌手達の演じたいというパッションのせい。
個々のアリアや重唱については何も言うことがない。すべてが素晴らしく聴きごたえがあったから。
竜介ら3人と齋藤和音ピアニストはこれまで聴いていて。
中畑さんの瑞々しい美声は今日も素晴らしく。METで観たオスカルより断然良く。
竜介はプロデュースが大変だったはずだけど、よく歌えてた。与儀さん、文屋さんと堂々と渡り合っていた。
稲葉さんは1度ガラコンで聴いただけだけど、こんなに素晴らしいメゾだったんだね。低音部の美しさ。高い技術。痺れました。
Squadra、素晴らしいクインテットだ❗️
次は何をやってくれるのかな❓❣️
ここからは番外編。
トスカの安藤敬マエストロから幕間に声をかけていただき、トスカや日頃の苦労話、北野さんや薮田さんのこと、来年のことなどなど興味深いお話をお聞きしました。
それからオペラ友だちの中里エリカさんが竜介の依頼でスタッフしてらして談笑。
市川一さんらともお会いできて嬉しく。
とても良い日に。