岩田健太郎さんが文藝春秋に、ファクターXの幻想を捨てよ、と書いていたのが気になって書店で立ち読み笑
山中伸弥さんの例の発言のことだが、そんなものはないと考えている、Go to はNG、経済対策との両立は難しくコロナを完全に抑えこまないと結局長引く云々。
なるほどと思って。
その後で西浦教授について書いているブログも読んで。
やっぱまだ楽観しちゃいけないなぁ。
ぼくの歴史読書は、ピースメイカーズからドゴール、そしてチャーチルの評伝などで第2次世界大戦へと進んだところで一服。
そこから進もうか遡ろうか迷っていたとき、ボスニア紛争を書いたハルバースタムの「静かなる戦争」を見つけ、一挙に時代は進んだ。
折しも米国大統領選で混迷を深めている今だからだろう。
ぼくはクリントンこそが軍事力でボスニア紛争を解決、とまでは言えないにしても終息に向かわせた、と思っていた。
でもハルバースタムは、クリントンが信念に基づいて断固たる態度でボスニア紛争に取り組んだわけではない、と書いていて。そうか、どうだったのかと。
ところがその後ピーターブロックの「戦争報道 メディアの大罪」を開いたら、アメリカのメディアの偏向報道により、セルビア悪玉論が定説になっていった過程が検証されていて。
ガクゼンとして、クリントンの自伝をめくったら、そもそもボスニア紛争は彼にとって核心的な問題ではなかったことがわかって。
まだ頭も気持ちも整理できない.....。
明日の夜は諏訪内晶子さんのN響定演、ベートーヴェンを聴く。
この前の神尾真由子さんが素晴らしかったので、やっぱ生聴かなくちゃって。
iTunes には神尾さんより諏訪内さんのCDの方がたくさん入ってるんだけど。