今日は高橋宏典さんと鈴木椎那さんの町イタ・コンサートで市民フォーラム。
安保さんが高橋さんを町イタに連れてきたのは昨年末の12月。それが先月の、ぼくは観れなかったがルチアでもうエンリコの機会を与えられた。柴田さんに認められたのだろう。
ぼくは東京国際コンクールで1位になったことを知っていて、期待してその12月のデュオコンにいき、美しいバリトンだと気に入った。今日も良かった。ソロではトスティとフィガロが特に。リゴレットとレハールの重唱もとっても。
昨年は藤原歌劇で魅力的なバリトンを聴いた。アルマヴィーヴァ伯爵の井出壮志郎さん、エスカミーリョの市川 宥一郎さん、フィガロの小野寺光さん。
3人は町イタでも歌ってくれてる、ってことは町イタは登竜門かも。
高橋さんが本公演で歌う日が楽しみだ。
その高橋さんが連れてきた鈴木さんは眩いくらいに輝いていた。
伸びやかな高音だけでなく、低音部も美しく歌えて、声量もかなり。完璧な美貌に加えて天性の明るさと気品がありスター性は充分。
これから経験を積み重ね、さらに力をつけ、今日のムゼッタを、ルサルカを、ジルダを、ラウレッタを、ハンナを、どこかの本公演で演じる日を、楽しみにしていよう。
いわばオフオフブロードウェイのような
町田イタリア歌劇団だから、こういう才能ある若い歌手に機会を与え、育てるのは素晴らしいことだし。
ぼくらには、それを見守り、彼らの成長を見届けるという楽しみもある。
柴田さん、土屋さん、ありがとう。
