Sing Listen Travel 〜歌って、聴いて、旅をして〜

リタイアしてやっと自由を手にしてから、海外を旅行し、合唱を歌い、オペラやコンサートに通っています。

Sentimental Journey to Naha

2017-01-25 00:18:35 | 沖縄
今日那覇にやって来た。このトシで、沖縄に来るのは初めてだった。行こうと思ったのは、何もすることのない日々が続いていたからだ。いや正確にいえば、パソコンインストラクターと中国の人への日本語学習支援のボランティアはやっていたのだが、二つ合わせても月に十日程度のことで、ぼくにとっては大したことでもなかった。それで退屈してだろう、精神的にちょっと良くない状態になりつつあるような気がして、何処か旅に出ようと思った。海外がいいが、12月にドイツへ行ったばかりだったのであまり金を使うのも躊躇われた。
下川祐治がエッセーに、沖縄は日本というよりアジアだと書いているのを読んで、そう言えば沖縄に行ったことはなかったと気づき、俄かに行ってみたくなったのだった。
あまり金を使いたくなかったので、ジェットスターを使って、ゲストハウスみたいなところに泊まろうかといろいろ調べていたのだが、じゃらんでJALの都ホテル2泊付きで、3万900円というのがベストチョイスだと結論付けて、今日の7時55分のフライトになったという次第。
11時に着いて旭橋の那覇バスの事務所で観光バスの申し込みを済ませ、もう12時には国際通りの入口に立っていた。市役所、県議会場、県庁を通り過ぎると、だんだんお店が増えて来て観光地らしくなって来た。
下川祐治のエッセーにあった、亀かめそば、まで缶ビールを飲みながら十数分は歩いたろう。国際通りからだいぶ離れているので、観光客ではなく地元の人たちに人気の店だと書いてあったが、その通り素朴な感じのお店だった。450円の沖縄そばには、厚い豚肉がのっていて、さぬきうどんなどより食べでがある。そばは硬めで、スープはさっぱり、美味い、毎日でも食べられると思った。
腹ごしらえができたところで、ふたたびモノレールにのって安里まで行き都ホテルにチェックイン。7階の素敵なツインルームをもらった。ゲストハウスにしなくてよかった。
ひと休みしてから、牧志までモノレールで行き、国際通りを歩いた。お目当の公設市場界隈には10分ほど着いた。すごい! ディープな世界が広がっていた。平和通り、中央市場通り、等々いくつものアーケード街が伸びていて、その一角に公設市場なる建物がある。一階には肉、魚、野菜等々のあらゆる食材が並ぶまさにマーケットだ。二階はたくさんの飲食店が並んでいた。どの店にも安くてボリュームがありそうな料理を出しているようだったが、洗練された感じではなく、食指は動かなかった。
公設市場の外でも、食べたり、飲んだりする店が何軒もあった。
上野、アメ横のようでもあり、大阪ミナミのアーケード街のようでもあり、少し異国情緒もあった。でもアジアという感じではなく、日本だと思った。で、ぼくは1時間もするとこの界隈に飽きてしまった。
ぼくはまた国際通りに戻り、県庁方面に向かってゆっくり歩いた。もっぱら夕方に入る店を物色していたのだが、島唄とか沖縄民謡のライブ演奏がついたお店が結構あるのでちょっとびっくりした。何軒かチェックしたなかから、どうばらーま、に行くことに決めた。ライブは7時からでチャージは500円で、料理も酒も高くなさそう。
やがてぼくは国際通りも飽きた。ホンコンのネーザンロードはこんなにすぐ飽きたりしなかった、やっぱりここは日本だとふと思った。とはいえ、中国人観光客はとても多い。
ビール100円という居酒屋、ぼっちり、という店を見つけて入った。ゴーヤチャンプルを頼んだ。本場の味はどんなだろうと思ったが、今まで食べたものと変わりなかった。
7時が近くなって来たにので、そこを出て、どうばらーま、に入った。座敷で、いい雰囲気。泡盛、沖縄塩焼きそば、突き出し、ライブチャージで2500円とはリーゾナブル。7時からの30分と8時からの30分、ライブを聞いた。良かった。楽しめた。島唄と涙目そうそう、あとビギンの曲、3曲は知った曲だったが何件も、知らない曲も全部良かった。歌手は、Cojaco さん。会計をするときに、近くにいたので、一緒に写真をとらせてもらえた。いい記念になった。
ということで沖縄旅行の初日が終了。まずまず楽しめて、なりかけていた心の病が消えたように思います。さて、明日は、どんな1日になるかな。




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