UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)日本人スタッフのドキュメンタリーhttp://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160228 を見ました。シリアから60万人の難民を受け入れているヨルダンには4人も日本人職員がいて、第三国定住などに取り組んでいることを知りました。すごい人たちです。どんなに讃えても言い尽くせないと思いました。
ヨーロッパに100万人もの難民が押し寄せたこの一年のことを思うと、人道主義から安易な難民受け入れには反対でしたが、こういうドキュメンタリーを見ると、さすがに日本も、第三国定住のような形では応分の負担をするべきではないかと考えざるをえません。
しかしシリアでは人口の半数が難民となっているというのですから、国家の破綻は本当に悲劇です。フセインのイラク、カダフィのリビアを崩壊させたのも、アラブの春を支援したのものも欧米です。西欧的な価値観で、民主的な国をつくることが正義だと考えたのがこうした悲劇を産み、西欧諸国はその報いを受けているという気もします。