町イタ歌劇、柴田さんが目論んだ荒稼ぎウイークの第2弾は14人の歌手がオペラの二重唱の名場面を聴かせてくれるという夢のような企画。
補助席出るくらい混むのだろうと思っていつもより早く市民フォーラムに来ましたが、猛暑でご年配のサポーターが自重されたのか補助席までは出ませんでした。
でも来なかった皆さんは損しましたよ。すごく良かった、聴きごたえありました。
終わったのは4時近くですからね。つまり各名場面、10分以上の熱唱、いや熱演でした。金のない柴田支配人のために川島慶子さんが知恵と想像力を発揮してステージを構成、オペラの魅力を伝えてました。柴田さんの高尚過ぎない、庶民的な解説も効いてましたよ。今日やったオペラを見てない人は、これを聴いて今度見に行こうと思ったはずです。
どのステージが、とか、誰が良かったかなんて書ききれません。14人のスターが歌ったんですから。
でもあえて書かせてもらうとすれば、初めて聞いた政岡美津子さんのヴィオレッタには心奪われました。それから宮川典子さんの蝶々さんの切々とした心情に引き込まれ、小林裕子さんのトスカには涙が出そうに。
男性陣では、勝又さんと浅原さんがハリのある若々しい声で歌った3曲づつは文句なし。木村さんと及川さんの2曲は脱帽。そして大トリのトスカ、及川さんのカヴァラドッシ、すごい。及川さん、すべらんなぁ❗️
２時間半のオペラダイジェストごっつあんでした。
今日のMVPは川島慶子さんです。
