お花見

８８歳になる祖母に、「桜が咲いたら一目千本桜を見に行こうね」と言っていたらしい…

ここ数日「○○（私）は桜が咲いたのに連れて行ってくれない」と何度も嘆いていたそう。

認知症が進んでいるにも関わらず、こうしたことはしっかり覚えているのだわね～と変なところに感心しながら、昨日、祖母と母とドライブがてら、お花見に行ってきました

今年の桜は、この異常気象のせいで、長持ちはしているのですが、ソメイヨシノ独特の真っ白に咲き誇る感じはなく、残念ながら例年に比べると見劣りするように感じは受けるのですが、それでも、船岡城趾の桜と一目千本桜は見応えがあります。

祖母は、もう長い距離は歩けませんので、車の中からのお花見ということで、桜が良く見えるコースを走ってきました。

花が大好きで、元気な頃は自宅の庭一面に丹精込めて花を咲かせていた祖母ですが、昨日は、熱心に桜を見ている様子もなく、母も「おばあちゃんは、○○の車に乗って出掛けるだけでうれしいんだから」と言っていました。

何度も「いい時期に見に連れてきてもらえた」と繰り返していたので、まあ満足してくれたのだと思います。

約３時間のドライブから帰宅すると、遠足から帰った子供のように、長いお昼寝をしていた祖母

わがままを言って母を困らせることが増えてきたようですが、もうしばらく、元気で過ごして欲しいと思いました。