***公的マネー***
(時時刻刻)公的マネー、株高下支え 東証一時2万円台
2015年4月11日05時00分
東京株式市場で10日、日経平均株価が約15年ぶりに一時、2万円台を回復した。円安と原油安で、国内企業の業績改善に向けた期待感が強まったためだ。ただ、公的年金などが株を買い進めて株価を下支えする現状には、不健全な相場との批判もつきまとう。
■年金運用資産が流入
日経平均株価が取引時間中に2万円台になるのは、ITバブルのころの2000年4月17日以来。企業の業績改善に加え、春闘での賃上げに伴って「個人消費を中心に内需がゆるやかに回復するとの期待がある」(みずほ証券の倉持靖彦氏)との見方がある。
しかし、上がっているのは、そうした実体経済だけが理由ではない。
「クジラの後ろを泳げば良いだけ。こんな楽に株式を売買できるのは初めて」。株式投資歴が11年になる東京都内の男性会社員(30)は破顔一笑だ。
クジラは運用資産の大きい公的マネーのこと。年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や日本銀行、ゆうちょ銀行などを指す。男性の投資スタイルは「クジラの後追い」。公的マネーが買っているとされる大型株などを増やし、日銀が購入するETF(上場投資信託)も保有資産に含めた。「値上がりしそうな銘柄を選ぶ手間が省ける。値下がりしない安心感もある」。08年のリーマン・ショック以降に買った現物株などの金融資産は200万円から6千万円に膨らんだ。
ゴールドマン・サックス証券の西川昌宏・金融商品開発部長によると、GPIFは昨年度、3兆円超の日本株を買った。「過去最大の購入額。今年度は1兆円くらい買い進めるだろう」。日銀は今年、ETFを約8300億円購入した。
投資家の日本企業を見る目が変わったこともある。例えば最近注目されるのが、少ない自己資本で効率的に利益を上げていることを示す自己資本利益率(ROE)。アベノミクスの成長戦略の流れにそったもので「これから向上していくだろう」(市場関係者)との期待感がある。
ただ、企業の方が戸惑うことも。JR東海の株価は、昨年3月末の約1万2千円から1年で倍近くになった。少し前まではリニアの建設で借金がふくらむことが市場では否定的にとらえられてきた。だが、最近では逆に資本を有効に使っていると評価されるという。幹部は株価上昇を喜びつつも「経営方針を変えたわけでもないのに……」。
■消費への好影響、限定的
株高の「両輪」は内需と輸出関連の企業。内需銘柄が特に値上がりしている。大和証券のまとめでは、東証1部の小売り、不動産、サービスの株価指数は昨年末から2ケタの伸び率だ。
東京駅にある百貨店「大丸」のブランド雑貨売り場は10日夜も会社帰りの女性や外国人でにぎわった。大丸と松坂屋を営むJフロントリテイリングの2015年2月期の営業利益は、過去最高の420億円。円安が訪日外国人の買い物を促し、株高で潤う富裕層の買い物は「増税後も活発」と山本良一社長は話す。
円安は不動産会社の業績や株価も押し上げる。国際的に割安になった国内の土地や建物を外資系企業が活発に買う。都市未来総合研究所によると、昨年7~12月に外資が国内不動産に投じた額は7325億円。2年前の11倍に達した。
原油安も追い風だ。ガラス原料の砂をとかすのに大量の燃料を使う旭硝子は、減ってきた営業利益が15年12月期はほぼ下げ止まる見通し。島村琢哉社長は「日本企業の業績がよくなっており、2万円超えは当たり前」という。
ただ、今回の株高には金融緩和で増えたお金が株式市場に流れ込んだ面もある。連合の古賀伸明会長は10日、「株価が上がるのはいいことだが、中身を精査しないといけない。実体経済が回る中で上がっていくのが望ましい」と話した。
実際、円安や株高の恩恵は、輸出と縁遠い中小企業の従業員や株を持たない庶民には及びにくく、ものの値段には敏感だ。
牛丼チェーンの吉野家ホールディングスは昨年末の値上げ後に客足が落ちており、16年2月期は営業減益を見込む。河村泰貴社長は「本格的に賃金が上昇し、消費が活発になれば、我々にもプラスの効果があると思うが、そういう状況にはない」と話す。
(下山祐治、伊沢友之)
■経済成長、働き手確保が鍵
株価の回復は、日本経済の実力を反映しているのか。SMBC日興証券によると、東証1部に上場する企業の2014年度決算の純利益は過去最高となる見通しだ。翌15年度も過去最高益を更新する企業が相次ぐ、との見方が広まっている。設備投資の動きもみられ、液晶パネル大手のジャパンディスプレイ(JDI)は3月、石川県内に1700億円を投じ、スマートフォン向けパネルの新工場建設を発表した。
ただ、内閣府によると、中長期的な経済成長の実力を示す「潜在成長率」が、14年は0・6%。SMBC日興証券の渡辺浩志氏が、国際通貨基金(IMF)のデータを基に試算した結果、15~19年は、0・4~1・1%で推移するという。IMFが4月に示した潜在成長率でも15~20年は先進10カ国で1・6%で、低成長体質は先進国全体の問題だ。
働き手が不足する一方、女性の登用や子育て環境の整備も遅れている。立教大の山口義行教授(金融論)は「待機児童を解消し、女性が働きやすい環境をつくるなど、地に足のついた政策を進めないと、持続的な経済成長は見込めない」と話す。(神山純一)
長いけれど朝日新聞の記事をCPしました。来年このブログを読むときに比較できて楽しいものです。
***4万円 *** のタイトル(キャンプションが付いているかも入れませんよ。
それにしても株はまだまだあがるのかな???
こんな人も居るのだ・・・・・うらやましい・・・・
08年のリーマン・ショック以降に買った現物株などの金融資産は200万円から6千万円に膨らんだ
NHK朝の連続テレビ小説でまれの生き方はこつこつ確実に、透の生き方は一攫千金。
ウサギと亀のお話。さだむさんはどっちなんだろう。
今日からブログのテンプレートを変更します。
10時40分小雨の中、越谷に出かける。13時からTKさんの家の改築の打ち合わせをする。
TKさんの奥さんと奥さんの弟さん、DE住宅のKZさんとその下職さんと5人で相談。ケアマネージャと打ち合わせも進んでいるようだ。スロープ、手すり、トイレ、浴室、部屋のフローリング化など仔細に渡り打ち合わせをする。
14時 、TKさんのご主人を久喜の病院に見舞う。元気そうだ。誰も尋ねてこないといっていた。かわいそうになった。名古屋の連中に連絡しようと言ったが断られた。
奥さんに元気だったとメールで連絡してあげると喜んでいた。
夕食はスーパーで出来合いのおかずで済ませた。ブリの切り身とサバの切り身を買ってきたので明日は自作しよう。
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さだむ農園0411