皆さんこんにちは✈️🌼
担当は成田空港見学"Bチーム"永井、宮里、志賀、ガウタムです!!
私たちは成田空港のSDGsへの取り組みに重点を置いて調べました!!
持続可能でより良い社会の実現を目指す世界共通の目標であるSDGsは、近年特に注目されており、国と国を繋ぐ成田空港ではどのような取り組みが行われているのか知るためこのようなテーマを設定しました!
1⃣空水
空港内の自動販売機では、「空水」という飲料水が販売されていました!ラベルには、空が描かれており、空の旅をイメージすることが出来ます!見た目は普通のペットボトルですが、本体とキャップにバイオマスプラスチックを30%配合し、ラベルの薄型化とバイオマスインキを使用して石油由来プラスチックの使用料が20%削減されている環境に配慮されたペットボトルであることが分かりました。これは、SDGs14番目の「海の豊かさを守ろう」に対する対策に当たると思います。捨てられたプラスチックごみが最終的に行き着くのは海です。プラスチックの生産量が増えてきた中ストローを紙にしたり、ビニール袋を有料化するなど様々な対策が行われています。
成田空港周辺には九十九里浜などの海があります。それらの海の環境を保全するためにも材料が見直され、より良いものに改善されていったのだと思いました。
・バイオマス・・・バイオマスとは、生態学で、特定の時点においてある空間に存在する生物の量を、物質の量として表現したものである。
・バイオマスインキ・・・植物由来の資源を原料の一部に使用して製造したインキ
2️⃣再生水
成田空港の旅客ターミナルビルなどの施設では、センサー式水栓や節水トイレなどを導入し節水に務めています。また、雨水、厨房排水を浄化した中水(雨水や排水を浄化処理して再利用する水)を使用することで浄水の利用を削減しています。この取り組みにより、成田空港で年間使用されている上水9億Lに対し、2.5億Lの中水が中央冷暖房所の冷却用の補給水、ターミナルビルのトイレの洗浄水として有効利用されています。これらは、SDGs6番目の「安全な水とトイレを世界中に」にあたる取り組みです。また、空港内における浄水使用量削減に向けて、節水啓発ステッカーを掲示し、お客様や空港従業員に向けた節水啓発活動を行っています。
「エコ・エアポートビジョン2030」の「浄水使用量を空港利用者1人あたり3%削減」という目標が達成し9.1%の削減に繋がったのにはこのような様々取り組みが背景にあったのだということがわかりました。
3️⃣ゴミ箱
日本のハブ空港である成田空港では、資源環境への取り組みとして一般廃棄物処分量を空港利用者一人当たり5%削減という目標を立て一般廃棄物の分裂に力を入れていました!それに伴い、保安検査所、旅客ターミナルではゴミ箱がリニューアルされ、保安検査所でのゴミ箱は実際に見ることはできませんでしたが、旅客ターミナルではカンやペットボトル、ビン、新聞雑誌、その他のゴミなどと外国の方々にもわかるように三カ国語で記載されたゴミ箱がロビーに6分別、事務室では10分別ほどで着くところに設置されていました。
この取り組みによって成田空港は、2019年度に空港利用者一人当たりの一般廃棄物処分量を4.4%削減することができたといいます。
このように、空港内で一般廃棄物を分別することにより3R(リデュース、リユース、リサイクル)の取り組みに繋がり大幅に一般廃棄物処分量を削減できるとわかりました。
4️⃣ 天井の電気
第2ターミナルの見学をした時に照明が少し暗くなっていることに気がつきました。調べてみると、空港の第1・第2旅客ターミナルビルでは、天井照明や館外サイン、広告 ボードや案内表示などの照明の切り替えを進めていました。また2022の年9月からは約7000台をLED照明に置き換えているそうです。
そして実際に見ることは出来ませんでしたが、空港内だけでなく誘導路及び誘導路中心線 灯もLEDライトに切り替えられています。
2020年度は約3,500台の照明器具 のLED化により、約366トンものCO2 排出量を削減できたと言います。
これらの取り組みは、11番の「住み続けられるまちづくりを」にあたると思います。
照明をLEDに変えることでこれほど多くのCO2を削減できることを知ることが出来ました。このような取り組みの継続によってCO2を削減していくことで地球温暖化の進行を防ぐこともでき、私たちが住み続けられるまちを形成することが出来ると思いました。成田国際空港は、エコ・エアポート基本計画に基づきLED照明を積極的に採用消費電力をカットす進めていることがわかりました。
《考察》
近年、環境問題は悪化しつつあります。その中で、SDGsの取り組みは国内だけではなく国際的に取り上げられており一人一人が真剣に取り組まなければならないことの一つです。今回、日本の玄関口とも言われている成田空港をSDGsに着目して調べてみたところ多くの活動が行われていることを知ることが出来ました。どの取り組みも、これからの私たちの生活をより良くしていくために大切なことであり、これからも継続していくことが必要になります。そして一人一人、この問題と向き合い、意識をしていくことも大切になっています。今回、調べてみて分かったことも沢山ありましたが、空港内には、張り紙や、実物が置いてあったためそれらの活動に自分たちの目で見て気がつくことが出来、また疑問に思うことも出来ました。国籍問わず沢山の人が訪れる空港だからこそ、多くの人の目に着くことで海外から来た人も、日本の人もそして空港職員も、成田空港の取り組みを知ることが出来、それらが関心につながっていくのだと思いました。これからは、成田空港での取り組み、そしてその取り組みの伝え方や、工夫から学んだことを生かし、自分達が出来ることを考え、少しでも多くの問題を解決できるよう対策を見出して行きたいです。そして、これからの取り組みの成果にも目を向けていきたいと思いました。