みなさんこんばんは!
2年の志賀です。
私の卒業論文は「空港へのアクセス」に焦点を当て作成しました。
このテーマを設定した理由は、自分自身が空港を利用する際や空港に訪れる際に空港までのアクセスに困ったことがあったからでした。日本を代表する成田空港は首都から遠い、私の地元にある福島空港はアクセスの方法が少ないと感じることが多くありました。そこで、首都圏の空港と地方空港それぞれにはどんな空港へのアクセス方法があるのか、アクセス方法が少ない場合はその課題を解決できる方法はないのかを調べたいと思いこのテーマを設定しました。
まず、このテーマを設定したが私と同じように空港アクセスで困ったことがある人はいるのかと思い、40名の男女にアンケートを取りました。
「首都圏の空港を利用していて困ったことは何か?」というアンケートに対しては、
・成田空港は東京駅から離れているから羽田空港より行きづらい
・電車は通っているが交通費が高く不便だと感じる
などの答えが返ってきました。
一方、「地方空港を利用していて困ったことは何か?」というアンケートに対しては、
・距離が遠いことも多く、空港まで時間がかかる
・地方空港はアクセス方法が少なく車がないと移動が難しい
・電車が直通していないので交通手段が制限されてしまう
などの答えが返ってきました。
首都圏の空港では特に、成田空港の首都への距離が遠いという意見が多く挙げられました。地方空港では、やはりアクセスの少なさが挙げられました。
実際、首都圏と地方の空港ではそれぞれどのようなアクセス方法があるのか調べてみました。
成田空港では、電車やバスが通っています。電車も何本か路線が通っているため多方面からのアクセスがしやすいです。しかし、電車の本数自体はあまり多くないため、乗り過ごしてしまうと次の電車まで時間があるなと感じました。
地方空港である福島空港の主なアクセス方法は、郡山駅から出ているリムジンバスです。しかし、運行時間は福島空港の定期便の定刻に合わせて時刻が設定されているためより時間が限られてしまいます。
成田空港は電車の他にもバスがたくさん通っています。以下は、東京駅から成田空港までのバスダイヤです🚌
バスは電車に比べて時間がかかってしまうデメリットもありますが成田空港からも多方面に通っているのでアクセスとしては利用しやすいです。
一方で、地方空港は直通の電車が通っていないところがほとんどです。地方空港の課題としては、直通の電車が通ることではないかと考えました。しかし、線路を空港敷地まで引っ張ってくることも簡単ではありません。そこで、ちょうど良いバスや電車の時間がなく、早く空港に着いてしまった場合など空港で暇になった時間に何かできることがあれば空港アクセスの課題も解決できることがあるのではないかと思いました。
ほとんどの空港では展望デッキで飛行機の離着陸を見れます。展望デッキでランチを楽しみながら飛行機の様子を眺めるのもいいでしょう。また、羽田空港では歩き疲れた足を癒せる足湯カフェや友達や家族とアフタヌーンティーを楽しめるカフェがあります。このように、空港として訪れるだけでなく他の目的を持って訪れることもできる場所に変化しつつあります。地方空港にもそんな空間が増えれば快適に空港を利用し、アクセスの制限にストレスを感じることはなくなるのではないかと思いました。
コロナ禍を経て空港の需要が高まっている今、空港の進化が期待されます。4月から空港で働く上で、自分にできることは限られるかもしれませんがこれまで挙げてきた課題が少しでも良くなっていけるように、そして、お客様が快適に空港を利用できるような空港職員になりたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました😊