何がそんなに最高なのかと言うと、この6月21日、この夏、7月29日に公開される香港のスピルバーグこと徐克(ツイ・ハーク)監督の最新作《七剣》の漫画集発売にあたり、日本から招待した三谷裕希さんと言うアーティストの方、私の社長と同僚、香港の漫画家・司徒剣橋さんの四人で、香港の観溏に在る『香港電影工作室』へお邪魔させて頂き、まだ編集途中の未公開映像を見せて頂いたのだ。まだ、CG処理されていないだけあり、映像の中のあらゆる所にワイヤーが見えた。今のワイヤーは昔のワイヤーと違って、太く丈夫に作ってある。それに引っ張られながら役者達が飛び跳ねたり、回されたり、引きずられたり…、とてもハードな撮影風景だった。しかも、天山での撮影は極寒の中での撮影…、南方の香港からやってきた一同…防寒着を何枚も着込み、唇を紫色にしながら撮影…、ツイ・ハーク監督は紺色の目だし帽をかぶり,怪しい雰囲気を醸し出すナイス・ミドルになっていた。そんな厳しい環境のなかでの撮影も有ったが、メイキングの映像の中に王様風の紙製冠を被った、劉家良(ラウ・ガーリョン)ケーキを
食べているシーンが有ったり、雪の中で皆で寄り添うように暖を取っている様子などが見れたのが、本当に微笑ましかった。
あと、何と言っても実際に撮影に使った剣の小道具を触らせて貰ったり、写真を取られてもらったり。ほんとに貴重な体験が出来ました!写真もアップします。(写真はレオン・ライが実際に使った剣)この剣、実は凄く重かった…。
トイレの話を聞いた時には、かなり現実味が…、風上から立ちションをしないと、急に風向きが変わって服にオシッコが掛かってしまったり、山の上ではトイレが凍ってしまうとか…!恐ろしい世界での撮影だったのが伺えた。