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漫画版『七剣下天山』(セブン・ソード)制作進行中!

2005年09月28日 12時38分08秒 | お仕事日記
この10月1日、日本の全国松竹東急系列の映画館にて、この夏、中国でNo.1の興行収益を納めた、話題の香港映画セブン・ソード』(七剣)が公開される。


日本を除くアジア圏では7月29日に公開された。

私は仕事の関係も有って、6月中には香港の電影工作室にお邪魔させて頂き、未公開映像、資料、映画の小道具を実際に見たり、触らせてもらったりした。また、7月15日に広州で行われた『七剣・序章』公式漫画設定資料集のプロモーションでは、『セブン・ソード』の主演俳優である、ドニー・イェンさんと一緒にお仕事をさせて頂く等、貴重な体験をする事が出来た。


さてさて、今日の話題と言えば…、『七剣下天山』の漫画のお話。中国通の方なら知ってるかとも思うが、この10月、日本でも公開される『セブン・ソード』は中国の著名な小説家・梁羽生氏の手による小説『七剣下天山』が原作である。この小説は1956年2月15日~1957年3月31日、香港の雑誌、『大公報』上に連載された、中国を代表する武侠小説(アクション時代劇小説)で、最近、日本でも知られる様になった金庸の作品同様に中国人の間では親しまれている。

ご覧になった方もいるかも知れないが、故・レスリー・チャンブリジット・リンと共演した、『白髪魔女』(監督:徐克)の作品も、原作は梁羽生氏の作品だ。
徳間書店より『七剣下天山』の文庫本上・下巻が発売されるそうだが、実は私の働いてる会社では『七剣下天山』漫画版を製作中で、漫画家には香港の人気漫画家・廖光祖Liu Kwongjo)先生が執筆中だ。10月末に第一巻出版の予定だが、今、私が考えているのは、日本の漫画雑誌上に彼の作品を連載できないかと言う事だ。

日本の漫画のクオリティーが高いとは言うが、中国の武侠物の漫画を描かせたら、
この廖光祖先生は超一流だ!彼は若い頃(今でも若いけど)、香港の人気漫画家・司徒剣橋のアシスタントをしていた経歴もあり、その絵の繊細さや格闘シーンの表現力は、日本のそんじょ、そこらの漫画家では真似できない程の技術を持っているのだ。
しかし、日本の市場では中国圏の漫画家の作品は浸透しにくい。…と言うか海外の“漫画”、“アニメ”の類は日本人のテイストに合わないからかも知れないが…。
日本の漫画でも中国を舞台にした作品が沢山あるが、中には時代背景と服装がチグハグだったり、中国人だからと言って態々『~あるよ』とか、本当に中国を知る人が読んだら苦笑してしまうような漫画は少なくない。まあ、それが面白いと言うなら仕方ないが、やっぱり、漫画も時代の変化と共に本物を提供して行かなくては行けないのではと思う。何せ、今回の『セブン・ソード』のテーマは『本物の武侠』なのだから、漫画だって『本物の武侠漫画』、『本場の武侠漫画』を日本のファン達にも観て頂きたい。また、この漫画版『七剣下天山』は原作小説及び、ドラマ版『七剣下天山』の内容を忠実に再現している。映画版では知る事が出来ない、七人の主人公の詳細や過去のエピソードなども満載される。これから、日本の出版社ともどんどん話をして行く予定だ!
コメント (3)
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