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古畑任三郎と言う人物<紳士刑事>(改定版)

2006年04月16日 23時51分29秒 | エッセイ
 最近、私がよく観ている日本のドラマ。それは『古畑任三郎』、中国語のタイトルが『紳士刑事』なのだが、こちらではまだ最新のDVDが出ていないので、初期の頃…、古畑任三郎が警部補の頃のドラマを観ている。
 あのドラマがテレビ放映された頃、私はまだ小学生だったのですが、小学生の私でも古畑任三郎はニヒルで凄い刑事なのが分かったが、子供心にずっと『刑事コロンボ』のパクリだと思っていたが、そうではないらしいです。

古畑任三郎と人物はオシャレ(カッコ付け)な食いしん坊で悪戯っ子(いじめっ子)、そして奇妙な喋り方と妙にベタベタと親しげにしてくる図々しさがあり、そして、人の弱みに付け込んだり、粗探しや重箱の隅を突付くのも大好きな奴で絶対に犯人が慌てている姿を見て喜んでいるとしか思えないですね。こんな人間で、職業が刑事ではなく、しかも外見が田村正和さんの様なナイス・ミドルでなければ、ただの嫌味なオッサンです。ドラマでは古畑警部補は友達が少ないそうですが、恐らく皆からウザイ奴だとか、馴れ馴れしい奴だとか、声が小さくて何言ってるのか聞き取れないとか、気取り屋だとか思われてるのかも知れません。
 

検証①
何故、古畑はやさ男で良い男でなければいけないのか? 
この話をする前に忍者の話をしなくてはならないでしょう。古来より、忍者や密偵等は超美男、美女若しくはとてつもなパッとしない人間が向いていると聞いた事があります。…と言うのは、人間の自然な心理として美男や美女と仲良くなりたいと言うのが極自然だそうで、見るからに素敵な人には警戒心を抱き難いと言う悲しい習性が有るとの事。確かに素敵な人に声を掛けられたり、仲良くなる事に対して、人間は悪い気がしないのが事実でしょう。なにせ美男子のヒモや美女による美人局などを見る限り、外見に騙されてホイホイと相手の罠にハマってしまうと言うのもこれで説明できる様に美男、美女と言うのは相手に付け込んで情報を聞き出したり、自分優勢に事を進めるのに適しているのです。確かに古畑任三郎がガッツ石松さん(言葉はたどたどしいけど)や極道っぽい刑事だったら、犯人の警戒心も警報をならすでしょうし、何か話し掛けられても仲良くしようとは思わないでしょう。その点、田村正和さんの様なインテリで冗談も通じそうな刑事なら、それ程威圧感も感じないので、うっかり捜査の手がかりになる事を話してしうかも知れません。それに、多少ベタベタして馴れ馴れしい態度でも良い男なら許される所もあるでしょう。
ちなみに、
主演の村正和さんは1943年のお生まれだそうで、私の父より七つも年上と言う計算になりますが、非常に若く見えます。43年生まれという事は戦時中の生まれの方なのに全くそんな風に見えないのも凄いですね。それに、あの髪のボリュームって凄いですよね?
 
検証②
古畑任三郎の食いしん坊バンザイ!
 ドラマの中の古畑警部補はかなり食欲満点で、かなり甘党の様に思えます。何であそこまで食い意が地張ってるのでしょうか?私は古畑警部補はかなり神経の図太いタイプじゃないかと思います。ドラマの中では事ある事につまみ食いやら、他の刑事が真面目に仕事している脇で堂々とルームサービスで明太子パスタやらを注文してみたり、被害者が殺される直前に注文したルームサービスのサンドウィッチやピザをつまみ食いしたり、はたまた犯人と思わしき人物に接近したと思ったら横でパフェを食べてみたり、わざわざ犯人の家に行って料理を作ったり、犯人に卵スープを作られせたり…、何か食にまつわる事がやたらと多いのです。私だったら、事件現場に置いてあった物を食べたりなんて出来ません。何故なら、誰が触ったか分からない物やましてや犯人によって細工されているかも知れない食品に手を出すなんて、そんな命知らずな冒険野郎の様な真似は出来ません。もしかしたら何者かによって毒が仕込まれているかも知れないし、事件の重要な参考になるかも知れない物を現場で食べてしまうなんて…不注意にも程があると思います。
万が一、犯人が毒殺を考えていて食べ物に毒を持っておいたが、結局は別の形で被害者を殺害してしまった場合、現場に残された手付かずの美味しそうな食べ物に古畑警部補の様な食いしん坊がうっかり手を出してしまったら大変な事ですよ!しかも、新聞沙汰になって笑い者になってしまいます。

それに、現場の食べ物が犯人逮捕の手がかりになる物だったら…、食べてしまった後に気付いて大慌てに。そんでもって、また新聞に載っちゃたりしたら○○県警を越える格好の三面記事になってしまうでしょう。
『古畑警部補、現場で証拠の品を食す。証拠損失!』
犯人の遺留品を食べてしまった理由は『美味しそうだった』。

そんな、危なそうな物にも手を出して来た命知らず古畑警部補、どうしてしょっちゅう間食しているのか?

私なりの勝手な解釈ながら古畑警部補は頭の回転が非常に速くエネルギーを消耗する為、何らかの形で糖分やエネルギーを補充(補食)しないと、脳に栄養がいかずに低血糖症などで頭の回転が鈍るのでは…と思っていましたが、「医者に甘いものを止められている」(糖尿病?)と言ったり、胃がムカムカしたり(十二指腸潰瘍らしい)と、中年男性らしい一面も持っているのですが、体の調子が悪い様に装い犯人に『自分は弱い人間なんですよ~』とアピールし、話の糸口や切っ掛けを作ろうとしている節も見られるので、体の調子が悪いと言うのも相手の弱みに付け込む為に故意に自分の弱さを見せて、相手の同情を引く為の作戦なのかも知れません。


検証③
趣味多き人物
古畑警部補は意外にも少女漫画などを愛読していたり、料理を作ったり、将棋をしたり、変なデザインの高級ママチャリに跨って事件現場やスーパーなどに行ったりと趣味多き人物で、部下の今泉を玩具にして楽しんでいるのだが、夢は意外にもチンケで新幹線で指定席に座って酢豚弁当を食べる事だったり…と超不思議な人物だ。特に部下の今泉イジメには、かなりハマっている様で毎回色んな形で今泉イジメを繰り返す古畑警部補!デコを叩き(暴力)、高所に登らせる、豪雨の中を走らせた上に車内に気色悪い付きの置手紙をしたり…など、古畑警部補の今泉巡査に対する横暴ぶりにはハラハラ、ドキドキさせられます。何時か今泉が『OH人事』に電話を入れない事を祈るのみですね。あれは今泉が裁判を起したとしても絶対に今泉が勝利するでしょうね…。あれは今泉が古畑を思っているから、古畑に虐められても我慢しているのでしょう。

古畑の年齢
 脚本家の三谷幸樹氏が古畑警部補の年を何歳に設定していたかは知らないけれど、彼の役柄はやはり中年男性特有の色気がないと出来ない役柄で、そこに日本人っぽくないキザな雰囲気がしっくり来る人でないと出来ないハズです。最近、ファイナルを迎えてしまった『古畑任三郎』シリーズですが、もし役者を換えて古畑任三郎をやるのならば、意外にも真田広之さんとかが似合いそうな気がします。ニヒルはニヒルでも、古畑任三郎のイメージは線が細くて、綺麗な男性でないのではないでしょうか?
そして、中年男性の色気や雰囲気を漂わせる妖艶なタイプ…。あと、三上博さんなんかも良いですね。

真田広之氏
最近、目の下の垂みが気になりますが、やはり年なのでしょうか
 


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