余計な知らないと言うのは、本当に幸せな事だ。私は幼い頃から、学校の体育の授業などで、思いっきり走ったり、急に跳び上がるような運動をすると、目の前が真っ暗になったり、吹奏楽部でトランペットを吹いたりすると頭がボーっとする様な事が良くあった。気分が悪くなると、学校の先生は『肺活量が足りないからだ』と、言っていたので、私も自分が運動不足のせいだろうと考えていた。学生時代は剣道部に所属し、自分の体を鍛えるように努力した。もともと、丈夫ではない体に鞭打って、運動をした。体は丈夫とは言えなかったが、体育の成績は良かった。
特に持久走や長距離走、水泳、サッカー、マット運動が得意だった。しかし、私がモヤモヤ病をもって生まれた事は、私自身はおろか、両親さえも知らなかった。その位、ほかの患者とは違って健康な状態を19年も維持していたのは、医者も驚いた程だ。若年性のモヤモヤ病の発病は、親が子供をテンカンの発作や知能障害と勘違いし、大きな病院で受診して発見されるケースや、私のように脳内出血を起こして発見される事が多いそうだ。ただ、この場合、知能障害や運動障害などが出る事が、多いらしく、私の様なケースは稀だとも言われた。ただ、病気の重さで言えば、左右両方の脳動脈に奇形があり、脳内血流も健康な人に比べると、ずっと悪い。
ただ、前方の血流の悪さを補う為に、後部の血管が非常に良く発達している、と言うのが医者の私の脳ミソに対する、診断結果だった。
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