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題名:『義務教育』(義務教育)
三弟(金城武):「投名……犬?」
二弟(アンディ):「小さい頃から、ちゃんと勉強してないから“投名状”の三文字すら読めないんだぞ!」
三弟(金城武):「誰がちゃんと勉強してないだって?俺だって九年間の義務教育を受けたんだ!」
二弟(アンディ):「お前は小学一年を九年もやって、退学させられたんじゃないか!」
三弟(金城武):「大差ないじゃん……」
※リンチェイファンの方からご指摘を頂きましたので、加筆訂正しました。
中国でも義務教育の期間は九年間です。小学校六年間、中学校三年間または小学校五年間、中学校四年間の一貫教育です。しかし、農村や貧困地区の子供達の中には家庭の事情や金銭的理由により、小学校を中退してしまったり、学校に入るのが遅い子供もいます。
…この漫画の背景にあるのは「李連杰は字が読めない」という報道でした。李連杰も自身で「子供の頃、毎日武術を八時間も練習していたので、あまり勉強していなかった。」と語っており、撮影中アンディが李連杰に中国語を教えたと言うエピソードや台詞が難しくて読みにくいと言うエピソードをマスコミがやたらと書きたてたので、まるで李連杰は武術ばっかり練習していて勉強が出来ない文盲の様な扱いになってしまいました。
しかし、実際は李連杰は仏教に関する本なども沢山読んでいるそうなので、文盲では無いと思います。
私も前回、ピーター・チャン監督の事務所で「投名状」のさわりを鑑賞させてもらいましたが、確かにセリフの言い回し方や使っている単語が難しかったのです。私達が普段はなしている様な話言葉とは違い、「古語」や書面で書き記される様な「書面語」(書き言葉)も多いので、これを日本語に翻訳する人は聞き取りを含めて大変だと思います。ちょっと、ネタばれしてしまいますが、アンディ・ラウも元々広東語を話す人なので、結構訛りが出ていました。金城武さんの中国語もやはり少々訛りがあります。でも、金城さんの中国語(普通話)はアンディより上手いです。何となく、台湾とか南方の訛りに近いですが、外国人(日台ハーフですが)が話す中国語とすれば、上等です。
私は普段の生活では、中国語(普通話)、広東語、客家語、日本語のどれかを使っていますが、色々な言葉を使っていると頭が混乱して来て、日本語を話している途中で中国語が混ざったりしてしまいます。
何種類もの言語を操る金城さん、一体何語が母語なのでしょうか?混乱したり、しないのでしょうか?
ちなみに私が一番流暢に話せる言葉は、会津弁です。
ご指摘頂いた点、訂正いたしました。
一部報道ではアンディの発言について書かれておりましたが、アンディはJet Liを文盲だと言ったのとは違っていましたね。あれは、陳監督が冗談で言ったのが記事になって、アンディがJet Li文盲説を否定したのが正しいソースですね。
嫌な思いをさせてしまった事、お詫びいたします。
ネットの世界だと孫引きも抵抗のないゆるいマスコミも多いので、今後の「投名状」記事の中で利用されたらヤダなと思い書き込んでしまいました。孫引きされたら、もう事実のように語られてしまう可能性もあるわけで。それぐらいKIDさんはある意味公式な立場にいらっしゃるんですよね。うらやましい限りです。
これからもレアな情報を楽しみにしています。