無断で転載、利用をかたく禁じます。
題名:『暗器』(隠し武器)
大哥(ジェット・リー) :「昨晩、私は“暗器”に傷つけられた」
三弟(金城武):「どんな凄い暗器なんだ。兄貴に傷を負わせるなんて?」
二弟(アンディ):「そうだ!一体どんな暗器なんだ?兄貴の為に仕返ししてやる!」
大哥(ジェット・リー) :「昨晩の“暗器”は銀行から送られて来たクレジットカードの明細書だよ……」
クレジットカードのご利用は計画的に!
暗器とは中国の武侠小説などに良く出てくる飛び道具や隠し武器等、相手の意表をついて攻撃する武器の事を指します。小刀や短剣の他にも、鉄扇や笛なども含まれ、武侠小説には様々な暗器が登場します。
日本でも、寸鉄や仕込み杖、手裏剣、撒き菱、銭形平次の投げに銭、吹き矢等様々な暗器があります。
銭形平次の投げ銭術は、中国の暗器『羅漢銭』に似ています。
羅漢銭は又の名を『金銭鏢』とも言い、真ん中に穴が開いたお金のふちを研いで鋭くエッジを付けた物を相手に投げつけるのですが、簡単に作れて携帯にも便利だったので、中国の清代に広く流行した暗器だと言います。時々、街の骨董品店や露天商が、昔使われていた羅漢銭を売っているのですが、中にはふちを研いで鋭くした暗器として利用された物も見かけます。
実際には練習が難しいので、狙った所に正確に当てるのは至難の業です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます