妻ボロ靴に4万元相当のアクセサリーを隠す 夫がゴミと間違え捨てる――中国 福建省アモイ市

通報したが、警察側も力になれないという

2013年3月22日、「海峡導報」によると男性読者の周（ジョウ）さんから、編集部のホットラインに電話があったという。その内容は、周さんの妻がボロ靴の中に隠していた4万元相当（約61万円）の金のアクセサリーをゴミと間違えて捨ててしまったというものだった。

悲劇　靴に隠したアクセサリーが捨てられる

福建省アモイ市幸福二城団地に住む周さん宅では、なぜアクセサリーをボロ靴の中に隠していたのか？

もともと、周さんの妻は泥棒に入られた時は、間違いなくに家中を物色され、家のカギは「高等テクニック」を持った泥棒を防ぎきれないと考えていた。そのため、昨年の年越し前、彼女はブレスレットやネックレスなど数点の金のアクセサリーをボロボロの女性用靴の中に隠し、ベッドの下に置いた。彼女は、泥棒もこんな靴は目に留めないだろうと考えていた。





しかし、その時、妻はこのことを周さんに教えていなかった。

今月17日、午前10時過ぎ、妻が外出している時、周さんは家の掃除中に偶然ベッドの下にあるその靴を発見した。靴は接着剤がはがれ、彼は妻はもう履かないだろうと思い、靴をほかのゴミと一緒にアパートの下にあるゴミ箱へ捨てた。

19日夜、妻が靴がなくなっていることに気づき、4万元あまりの金のアクセサリーが夫にゴミと間違われて捨てられたと知り、とても悲しんだ。

何カ所もの回収所を回ったが効果はなかった

19日夜、周さんは警察に通報し、その後、電話で地区を管轄する金山派出所当直室に電話をした。

しかし、当直職員は時間も経ってしまい、紛失物を見つけるのは難しいといった。翌日、彼は派出所に行き調査を受付たが、警察官はこれに対しどうしようもないといった。

しかたなく、周さんは靴の手がかりをコツコツとあたるしかなかった。彼は捨てられた靴は売れることを知り、団地周辺の廃品回収所を何カ所も回ったが、靴は見つからなかった。一部の回収所では、団地の清掃員も最近は廃品を回収所に売りに来ていないと話した。

周さんは清掃員を探したが、紛失物を見つけることはできなかった。今、彼は靴はゴミ集積所に運ばれ、誰かが拾ったかも知れないと考えている。





警察に調査を手伝って欲しい

「あの4万元あまりのアクセサリーは妻と妻の妹の嫁入り道具で、全部私たちの物ではない！」と周さんはいう。彼と妻の仕事では一年働いても収入は4万元がやっとであり、警察が調査に協力することを望んでいる。

通報受付書を元に記者が金山派出所に連絡したところ、関係職員は今朝、周さんは派出所を訪れ警察官とフィードバックを行うことができるという。





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これは、夫にアクセサリーのことを教えなかった妻も悪いけど、妻の持ち物を本人に聞きもしないで勝手に捨てた夫も悪い。しかも、中国で物をなくした場合、かなりの確率で持ち主には戻ってこない。そんなこと、この中国人の夫婦なら良くわかっているだろうけど、それでも4万元もするアクセサリー、そう簡単にあきらめ切れないよね。これが原因で夫婦仲に亀裂が入らないか心配だが、家族のものを捨てる時には、ちゃんと本人に確認することが大事。

一見ゴミにしか見えなくても、実は貴重なコレクションだったり、骨董品だったりする可能性も…。

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