朝から曇りの今日は、少しだけ寒くなった。
仕事で出かけた風師山がとてもきれいだったので、
孫たちに見せたくて出かけていった。

そろそろ終わりかけで、明日雨が降ったらもうこのもみじは
散ってしまうかもしれない。
そんな終わりかけのもみじの森は、
赤よりもオレンジ色の方が多かった。

風師山の中程にもみじの谷がある。
ちょうど陽が当って、ここのもみじは他よりも早く色付き始めていた。
今日はもう最初に紅葉したもみじは枯れてしまって、
抜殻みたいなちぢれた葉っぱが足元でカサカサと音を立てた。

孫たちははしゃいで歓声を上げながら、
カサカサの葉っぱの中を走り回る。
もみじの中でひとしきり遊んで、
秋の色を目にも心にもしっかりと刻んだ。

帰り道、いつも気になっていた場所へ行ってみた。

道路から少し上がった所で、
見上げたら銀杏の大きな木が黄色に輝いている。
行ってみるとそこは神社の境内だった。
横に廃校になった学校がひっそりと残っていた。

誰もいない社務所の横にこんな可愛いスペースがあった。
きっと暖かい日には、小さなお客さんで満員かもしれない。
『また来ようね』
そう言って車に乗った孫の手には
銀杏の黄色い葉っぱが沢山握られていた。
仕事で出かけた風師山がとてもきれいだったので、
孫たちに見せたくて出かけていった。

そろそろ終わりかけで、明日雨が降ったらもうこのもみじは
散ってしまうかもしれない。
そんな終わりかけのもみじの森は、
赤よりもオレンジ色の方が多かった。

風師山の中程にもみじの谷がある。
ちょうど陽が当って、ここのもみじは他よりも早く色付き始めていた。
今日はもう最初に紅葉したもみじは枯れてしまって、
抜殻みたいなちぢれた葉っぱが足元でカサカサと音を立てた。

孫たちははしゃいで歓声を上げながら、
カサカサの葉っぱの中を走り回る。
もみじの中でひとしきり遊んで、
秋の色を目にも心にもしっかりと刻んだ。

帰り道、いつも気になっていた場所へ行ってみた。

道路から少し上がった所で、
見上げたら銀杏の大きな木が黄色に輝いている。
行ってみるとそこは神社の境内だった。
横に廃校になった学校がひっそりと残っていた。

誰もいない社務所の横にこんな可愛いスペースがあった。
きっと暖かい日には、小さなお客さんで満員かもしれない。
『また来ようね』
そう言って車に乗った孫の手には
銀杏の黄色い葉っぱが沢山握られていた。