先週、9月9日 母が亡くなり
今日は初七日でした
祭壇に 母のために
ビールをほんの少しだけ供えて
私はなみなみとビールを注ぐ
たまに一緒にビールを飲んだ
『お母さん、飲む?』
聞くと
『ちょっとだけね』
そう言ってコップに注いだ少しのビールを
おいしそうに飲んだ
そんな母が疎ましいと思うことがあった
ご飯を食べた事を忘れてしまった時の
『ふん』と言うような笑い方とか
排泄を失敗した時の怒り方とか
いつまでも世間体を気にする所とか・・・
そしてつい言葉が荒くなる
病状が進み、入院してから1年
痩せてしまって そして
何も話せなくなっても
母はいつも私を見ていた
何を話すのか聞いていた
そして時々
『仕方ないな・・・』
という顔をする
毎日病院へ行き
顔の清拭、口腔ケア、手足のマッサージ、機能訓練
途中からは機能訓練することも難しくなった
そうやってケアをしていても
何か母に対する負い目がある
皆、口々に
『3年間、良く介護しましたね』
そう言ってくれる
だけど、私自身はそうは思わない
もっと、やれることがあったのではないか
もっと、優しく接することは出来なかったのだろうか・・・と
後悔ばかりだ
こうして、祭壇の前で改めて母を想う時
おちゃめで可愛い母の姿しか思い浮かばない
最期まで色々な事を教えてくれた母に
お疲れさま そして
心から
‶ありがとう"