そこは小栗旬のマンションの一室。
その部屋には有名な女優が一人来ていた。
なぜ自分がここに居るのかしらとも思ったけど、何か場の雰囲気が良くないのに気付いた
ので黙って座っていた。
部屋の中には小栗旬と私、それに彼女の三人がいる。
旬「君はサッカー選手の彼と一緒になった方が良いんじゃないか?僕は君の気持には答え
られない。だって僕はこの人(私のこと)と結婚するんだから。」
(え~?そんな話になっていたんだ・・・。)と思いながらも、私は内心喜びでい
っぱいだった。
旬は私に「ごめんよ、今初めてこんなふうに告白ったって言うか、プロポーズしちゃっ
て・・・。」と言いながら、照れくさそうにかねてから用意していたらしいと思われる指
輪をくれた。(とっても素敵なものだと思うけど、それがどんなものなのか思いだせな
い・・。)
それを見た彼女は「うん、私、揺らいでいた気持ちが決まったから。」とサッカー選手の
彼との結婚を決めた。
数日後、再び小栗旬の部屋で全員が揃った。
彼女は「私達、このマンションのハイクラスのお部屋を契約してきたのよ。」と言って不
動産屋の広告を見せた。
旬「・・・ここ、僕たちと同じマンションだよ。僕たちはここのエクゼクティブクラスの
部屋で、今日は午後からそこへ行って契約をするんだ。」と打ち明けた。
彼女「あら!偶然ね。これから宜しくね。」と私に言った。
私は突然そう振られたので笑顔でうなづいた。
午後、不動産屋がリムジンで私達を迎えに来たので二人でマンションに行った。
不動産屋と契約を交わした後、全員でレストランホールに移動しお茶をしていると、隣の
テーブルの男性が私の前に立った。
「こちらで一緒にお茶を・・。」と言う。
旬はむっとして「僕の連れになんていう事を言うんだ!」と言い返す。
すると、その男性はいきなり旬にコーヒーをひっかけた。
私はとっさにその男性の顔に平手打ちをかまし、コーヒーで濡れた旬の顔を抱いてその男
を無言で睨みつけた。
と言う所で目が覚めてしまう・・・。
もう少し、この先を知りたい・・知りたくてしょうがない・・・。