10/11「原発依存症候群」
今日、福井県では
「原発伸早期再稼働」を求める自治体が、
福井県庁を訪れたと言う事だ。
現在、福井県内の原発は全基停止しており
、早期に稼働しないと固定資産税の問題などから、
予算が組めない自治体が出て来ると思われ、
それを懸念した自治体側が県庁申し入れしたのだと思われる。
折しも、先日,IAEAが福井県を訪れ、
県知事と覚え書きを交わした事から,
原発推進勢力に取ってはか
つてない程の追い風なのかもしれない。
その余波を買ってか、
基礎自治体側は、
福井県には原発関連のものならば,
何でも言えると思っているらしいのだ。
確かに,基礎自治体側は原発関連の予算で保育士の給与や、
赤字部門の穴埋めに使っているのかもしれないが、
とどの詰まり、
原発関連の予算がなければ直ぐに赤字再建団体に陥ってしまうのである。
それを恐れるあまり、
目の前の原発関連のお金を要求しているのである。
しかし、一度事故がおきれば
福島県内の様に大変な混乱が生じるのだし、
原発内から漏れる放射性物質によって、
生じる健康被害にも晒されるのである。
最近では、
原発関連予算に頼らない事業を興そうとする団体もあるようだが、
今回の様な事態ではそれを育てる環境などない。
人間は常に
「自立」を視野に入れた環境に生きてゆかないと
「依存心」が肥大化し
、最期には依存症候群になってしまう。
福井県もこの「原発依存症候群」から脱却し、
自立した県として育って欲しいものだと思う。