2019年の洋画。アメリカ制作。
ジャンルはヒューマンドラマ。
デンマークの「アフター・ウェディング」のリメイク版です。
インドで瞑想をしているシーンから物語は始まります。
インドの孤児院を経営しているイザベル。
多額の寄付をするというテレサから、
寄付金について話したいのでニューヨークまで来てほしい、
と言われます。
一週間という約束でニューヨークへ赴いたイザベル。
テレサは、ホライズン社という全米一のメディア代理店の経営者。
仕事に追われながら、双子の息子の子育てもしています。
土曜日に娘のグレイスが結婚式を開くので、その準備にも大忙し。
寄付の決定は週明けになると言い、グレイスの結婚式にイザベルを招待します。
テレサの夫は芸術家のオスカー。
グレイスの結婚式でイザベルと顔を合わせ、
過去に何らかの関係があったことを匂わせるシーンが。
その前からイザベルの様子が変だったので、
「早く寄付するか決めろよ」と苛立っていたのかと思って観ていました。
結婚式で、グレイスがテレサと血が繋がっていないことを話します。
また落ち着きをなくし、テーブルから離れるイザベル。
次の日、オスカーを訪ね、グレイスはオスカーとイザベルの子供だという
事実が判明w(*゚o゚*)w
しかし産んだ当時、育てられないという事情で
グレイスは養子に出されるはずだったが、
オスカーはグレイスを育てる決意をし、
その後テレサがグレイスの育ての母となったのだった。
その事実を知ったグレイスは、動揺しながらもイザベルに会い、
連絡先を交換し、生みの母との時間を増やしていく。
テレサはわかっていながらも、嫉妬心丸出しで
湧き上がる感情を抑えきれない。
そして寄付の話が決定しそうなのだが、話を詰めるために
あと2~3日待ってほしいと言われたイザベル。
どうもテレサのことを信用できないでいた。
テレサと双子の息子の留守中に、
オスカーはテレサの秘密について知ってしまいます。
ここから、テレサの意図が判明するのです。
うーん。テレサはイザベルをニューヨークへ呼び出した時点で、
事実を知っていたのかなあ。
また、イザベルとオスカーは約20年は会っていなかったのに、
顔や姿を見て思い出せるものなのかね?
あと、グレイスと双子の弟は年の離れた異母姉弟だとしても、
一緒に暮らしていた時期があるはずなのに、
接するシーンがあまりにも少なくて違和感を覚える。
テレサの感情的で横暴なところは反感を買うでしょうね。
私も「このおばさん勝手だなあ」って思ったし(・ε・。)
血の繋がらないグレイスを育てのは凄いけど、
それとこれとはまた違うだろうっていう。
シリアスな空気が漂う映画。
何が「秘密への招待」なのか明らかになる過程が面白かったし、
ありがちな設定ではあるものの、登場人物の心情に寄り添った作りになっているし、
出演陣の見事な演技に引き込まれます。
イザベルはインドに帰りたいけど、寄付の件で拘束される歯がゆさ。
生みの母と育ての母の間で揺れるグレイス。
ただ、生理前に観る映画じゃなかったなあ。
感情が高ぶっちゃって(*´д`)=3
出演者は、テレサ役はジュリアン・ムーア。
イザベル役はミシェル・ウィリアムズ。
オスカー役はビリー・クラダップ。
グレイス役はアビー・クイン。
※私はCSのムービープラスで放送されたのを録画して観たんですが、
CMは冒頭の1本のみで、映画の途中には入りませんでした。