by aiko
彼の愛は海のように広かった。
私はただ、彼の愛を信じて、海原に漂っていればよかった。
だけどやっぱり、自分が大切だったんだよね。彼よりも自分のことが。
彼以外考えられないほど、相性がよかったり、合う部分もあれば、
合わなくて妥協していたけど、段々我慢できなくなって溝が深くなって、
最後の1年間は不満だらけだった。
愛しているのに、思い通りにならない。
でも苦しかったのは私だけじゃない。彼だって苦しかった。
彼との3年という月日は、毎日一生懸命だった。
もうこんな恋愛はできない。こんな相手は現れない。
あなたは私の最後の恋人。