図書館で、彼と付き合っていた頃の反省点や改善点をメモ帳に書き連ねた。
私、凄く、とんでもなく、嫌な女だった。
卑屈になったり、彼を困らせたり、彼が怒るのも当然だ。
彼が理不尽に思うのも当然だ。
彼が怒ったり、不満を言ってくるよりも、
私が怒ったり不満を募らせて、ぶつけてばかりいた。
彼の事を自分なりに精一杯考えて、思いやりを持って、
接してきたつもりだった。
でも、やっぱり足りていなかったと思う。
彼からすれば私は、精神的に不安定で、幼い彼女だったと思う。
彼が疲れるのも当然だ。
彼はなるべく広い心で受け止めていてくれた。
そんな彼に甘え切っていたのかも。
彼は私から去ろうとすると、追いかけてきてくれた。
でももうこんな私に嫌気が差したのだ。
暴走する私についていけないと感じたのは、彼だ。
どうしても彼を忘れられない。私から彼を切り離せない。
ここまで異性に執着したのは初めてだし、彼以外好きになれない。
私を異性として好きになる人は、今もこれから先も現れないだろう。
多分ずっと、彼と付き合っていた歳月は永遠の宝物。