22日の日曜日、
東京の代々木病院で第8回目となる水俣検診が行われました。
sakurajinももちろん参加。しかも問診取りとして。
7月末で特別措置法が打切られるのを焦って、
多くの未申請の潜在患者からの検診受診の問い合わせがありました。
その中で優先的に検診が必要な60名が今回の対象者です。
sakurajinは2名の問診取りを行うことができました。
その一人の63歳の女性は、幼少時期に足を鎌で切る大怪我を
負ったものの、痛みを訴えないという理由から麻酔なしでの縫合。
そうです。当時はまだ「水俣病」という病気は存在しなかったのです。
よって患者と医師の間には「患者の痛みや神経にズレ」があったのです。
縫合が終わったとき、「痛みに耐えてよくがんばった」と言われたそうですが、
本人は痛くないのになぜ褒められたか不思議に思ったそうです。
痛みを感じないという症状を聞いたことはあったものの、
まさか東京で本人からの生の声で聞かされるとは思ってもいませんでした。
リアルに衝撃を受けたsakurajin・・・。
水俣病の潜在患者が救済される方法はただ一つ。
7月末で打切られる「特別措置法」への申請です。
これまでの差別や偏見を克服して、ぜひ申請をして欲しいものです。
そうそう今回検診を受けられなかった方々は申請のみのを行い、
3ヶ月以内に診断書を提出することが可能なのです。
なので9月にまた9回目の水俣病検診が行われます。
(国みたく冒頭で挙げた40名を切り捨てたわけではないのです。)
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