今日は先日27日に参加したデイサービスからさわの様子をご紹介。
宇都宮市から1時間ほど場所に位置する阿蘇郡。
ここに以前からかかわりのあるデイサービスがあります。
その名も「デイサービスからさわ」。
ボランティアで行っていた活動でしたが、やがて佐野市より依頼があって、
今でも高齢者スタッフによるデイサービスが行われています。
こんな歌も歌ったりして・・・
「ボケない音頭」と「ボケます音頭」・・・。
どっちかと言うとsakurajinはボケます音頭の歌詞にぴったり。
アリセプト錠を服薬する日も近いのかも知れません。
そんなデイサービスの昼食は、
職員用とはいえ、けっこうなボリューム。
笑顔で運ばれてくる食事を残す訳にはいきません。
では、冷汁なるものを初めて食します。いただきま~す。
おおッ!きゅうりとゴマが利いていてけっこうおいしいです。
でも、ここで事件が勃発。
となりで食べていた認知症の91歳のおばあちゃん、
「お兄ちゃん、喉につっかかるからきゅうりをよせとこれ」と。
一瞬、sakurajinは固まった。
おばあちゃん、すでにその冷汁に手を付けているのではないかい?
しかもにゃんにゃん噛んで、さらに咳き込んでましたよね?
冷汁がもともとあ~だから、それが食前なのか食後なのか分からない。
その後のタイミングで・・・sakurajinに食べろと?
それは真夏の高温の室内に、一瞬だけ冷たい風が吹き込んだようでした。
「ヒュウ~ッ」
さて、どうしたものか?
寄せておくためのお皿なんてないぞッ!
ここで覚悟を決めたsakurajin。
「じゃあ、僕が食べてもいいですかね~?」
満面の笑みとは裏腹に、頭はちょい真っ白状態・・・。
「ファイトー、一発ッ」・・・そんな気合を心で叫ぶ!
一気にきゅうりを自分の皿に盛りました。
そして、心でムンクのような顔で悲鳴をあげながらズズズズズ~ッ!
調子に乗ったおばあちゃん、
次は麵の半分以上とおにぎりをsakurajinに突き出したッ!
ワオッ!心はあのハッピーボーイのような身振り手振りに・・・。
「うぬは認知症なんかではないな?ただの意地悪ばあさんだな?」
そんな事を考えてしまったsakurajin。心が狭いな~。
でも、その甲斐あってか分かりませんが、
終日そのおばあちゃんは笑顔でsakurajinとお話してくれました。
しかも同じ話を7回ぐらい・・・やっぱ痴呆症のようでした。
宇都宮へ帰る車内で、sakurajinの前で食事していた職員に尋ねました。
「あのおばあちゃん、食前だった?食後だった?」
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「ばっちり・・・食後でしたよぉ~」
あのおばあちゃんの名前、忘れないッ!
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