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第3回「蹴飛ばせ!コムシス!」風間さんッ!

2007年01月28日 05時37分02秒 | Weblog
「とんぼ」の大合唱の中で、てる姉さんが、また泣き出してました。「ああ、幸せのとんぼよ、どこへ、お前は、どこへ飛んで行く・・」彼女は、それほどまでに不幸を背負って生きていたんだ・・・。親友のみき姉さんが手渡した手ぬぐいで顔を前面覆いながら号泣している彼女を見るのが辛かった。しかし、やはり、女は強い生き物でした。「馬スター!鍋!馬ン辛ちょうだいッ!」女の今は、既に過去なのでしょうか・・・。

一方、奥座敷で、一人寝ている男がいました。話も尽きたのか、5時から飲み続けている疲れが襲って来たのか、生きる屍のように横臥していました。少し心配になり顔を覗き込むと、隊長が突然起き出して、呟きました。「馬スターさぁ、これ、いつ終わんの?」
僕は、余りにも意味不明な言葉に返す言葉もなかった。だって、それ、決めるの、風間さんじゃ・・・?
そんなこともお構いなしに酒宴は天国への階段を上り詰めていた。
しかし、ついに風間隊長が立ち上がったのです。「お前ら、もう終わりだッ!!!」
「何時だと思ってんだ!馬スターも帰れないだろッ!」と、早く帰りたい気持ちを、固く胸に閉まって、僕のためふうに偽りの優しさで微笑みを投げかけてくれました・・。
隊長、心から、ありがとう・・・ございます・・・。

会計が済み、これで、閉会の辞となるはずでした。しかし、それには、あの夜の満月が眩し過ぎたのかも知れません。一向に終わる気を持つ気もないカウンター族。
「俺にとって鹿児島はぁ~、いつも、泣いてたぁ~!」と、茨城出身の男が吠えてました。
「友よ、おまえは~~」と福島出身の男と肩を組んでいました。
たぶん、彼らは、天国の階段を上り切り、天国の扉を勝手に開けて、勝手に中に入ってしまったんですね・・。
「もう、ムリ。もう、誰も止められない。」
風間さんは、そう、きっと、心の底で思ったんでしょう。
「ねぇ~、馬スター、ご飯ある?」と、勝手に厨房に入って来て釜を覗き込んでしまったのです。
それは、自らの失態とも気づかずに・・。それを見いていた、二見さんは、
「自分で〆といてッ、何でオーダーしてんだっ、コノっ、かざぐるまのヤシチがッ!」と怒り、その横で、ジュニア鈴木は、静かに微笑んで、
その向かい側で原田のお姉ちゃんと、もうひとりのお姉ちゃんが白澤さんをセンターネットに、過激なラリーを交わしてるし、後輩達は、後輩達で奥座敷でバトルトークをやらかしてるし、、挙句の果てに、山下清は、風間隊長に噛み付き出してるし、起き上がりコボシは、起き上がりコボシのくせに、起きねぇーし、帰ったはずの、平谷さんと大浦さんが、また戻って来てるし、昨夜も、とんでもないアクセス数になってるし、納豆は、売れ残っているしッ!!!

次回予告・・・最終回「一期人会」

ご期待ください。

尚、このドラマは、全てではないけど、、一部は、フィクションです。


馬スター